ランニングサポーター久保のランニングスクール

いよいよレース1週間前 仕上げの加速期

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久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

ついにレースまで1週間となりました。
ここで大事なこと、それは心と体の準備です。
この二つをフレッシュな状態にしておくことが本番での成功に繋がります。
体の準備で意識したいのは、残り1週間で練習をしすぎるくらいなら、しないほうがいいということです。
とはいえ、練習量と一緒に質(ある程度のスピード)まで落としてしまうのではなく、量は落としても質はそこまで落とさない、これが体調を上げていくコツです。
例えばレース1週間前に20km以上の距離を走る練習を予定していたとしましょう。そこを10~15kmの距離に変更すれば、距離が短くなった分設定のペース(スピード)を上げて走ることができ、質を維持しながら量を落とすことができます。

マラソン完走を目指す方、5時間~6時間を目標とする方なら背伸びした練習をやろうとすることは避け、質のことは考えなくてもいいでしょう。
それよりも体重が増えすぎないように、飲みすぎて内臓を疲れさせないように、早く体を休めるなど普段の生活に気を配り、体調が良い状態を維持することだけを考えてください。

しかしサブ4以上を目指すとなると話は変わってきます。このレベルのランナーは普段の段階からある程度走り込んでいるはずですから走りすぎに注意してください。
レースの1週間前に、状態に応じてレースに近いペースで15kmを1回かレースペースから少し落とし気味で20kmを1回。
もしくは10kmをレースペースより少し速いスピードで1回行います。そこで調子の確認をして、4日前あたりに体調が上がってきたのであればゆっくりLSDを行って、2日前か1日前にレースペースくらいで短い距離の刺激を与えてあげればOK。
ここでも体のエネルギーを出し切って満足ではなく、あくまでもレースの中間走をイメージしたリラックスしてゆとりある状態で走ることが大切です。レースまで心と体のエネルギーは溜めておきましょう。

最後に、レース前は積極的な休養を!
マラソンのトレーニングにおいて、一夜漬けのような最後の詰め込み練習は禁物です。
レースが近づき練習をやらないと不安が大きくなるという方もいるかもしれませんが、休養も練習と割り切れる心も大切です。
休養といっても全く体を動かさないということではありません。調子のよいときに1日体を動かさないと、かえって重たくなってしまう場合があります。
ポイントをしっかり押さえて練習し、それ以外は軽いジョギングやウォーキング、お風呂などでリフレッシュして積極的な休養を心がけてください。
トップランナーの場合は、レース前の調整期に効率良く疲労を取り除くため、スポーツマッサージなども取り入れたりします。
普段慣れていないと筋肉が緩みすぎたり揉み返しなどで体がだるくなってしまう場合もありますので、1週間~3日前までには受けておくと安心です。

疲労をうまく抜きながら、ほどよい刺激(質)を体に与えてあげることで調子がレースに向けて加速しながら上がっていきます。
これが体調をピークに持っていくということです。
これまで頑張ってきた練習の成果を存分に発揮されることを心から願っています。

勝利の栄光を君に!

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