こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

先日、今年度最大の目標に掲げていたマラソンレースも終了し、私の中の頑張るモードもしばらくお休みに入りました。
それから2週間の月日が流れましたが、その間は気持ちと体力の回復を完全に満たすためのほぼ走らない休養期間としました。
体全体のエネルギーがだいぶ満たされてきたのでそろそろ走り出さないといけないなと思っているのですが、あと一歩の気持ちがノリきれず、ダラダラとした日々が続いております。

このように休み過ぎてしまうと、どのタイミングで走り出したらいいのかわからなくなってしまうときがあります。体が鈍り過ぎてしまうと私のように走り出す一歩がなかなか踏み出せなかったり、目標がまだまだ遠くにあるせいで気持ちもなかなかノッてこないなんてときも。そんな状況が続いてしまうとあっという間に時が過ぎ去り暑い夏がやってきます。夏を乗り切るためにはある程度の体力を早いうちから戻しておきたいものですね。
そのためには、やる気になる気持ちのスイッチを押させるようなキッカケが欲しいもの。
それさえ入ればまたこれまでのようにいつも通りのランニングライフに戻ってくるはず。そう思って私は気持ちのスイッチを探し続けていました。

■気持ちスイッチ1
走らない代わりに普段の生活にコアトレーニングや補強トレーニングを取り入れてみました。すると今まで忘れかけていた体の軸が戻り、よい感覚も少しずつ戻ってきたような気がして、軽いジョギングが楽しく走れるようになりました。
補強トレーニングすると、走らないことに対する罪悪感が全くありません。

■気持ちスイッチ2
クラブチームの練習会でのこと。練習会終了後にコーチたちが自主練習をするとのことで見学させてもらうことにしました。するとコーチの一人が私のところに近寄ってきてこう言ったんです。

「久保さん、一緒に走りませんか？」

まさかの一言でしたが、なぜか私の気持ちにスイッチが入り、ノーアップで1000mを2本行うことになってしまいました。
ほぼ2週間ぶりに行う速い動きの走りです。いきなりにも関わらず、3分04秒、2分54秒と思った以上に体が動いてしまいました。こんなにも走れようとは自分でもビックリです。
その後は心が晴れ晴れ、鈍っていた心と体に清々しい刺激が入りました。

■気持ちスイッチ3
少しずつ気持ちにスイッチが入りかけてきたところで、これを確実なものにするためにはやはり目標が必要です。
まだまだ遠くにある来年度の最大目標と、目の前の目標を掲げることが走りの継続に繋がります。
私の場合、遠くにあるものとして12月のマラソン、来年3月あたりに開催されるマラソンを最大の目標レースとしています。
また暑い夏は距離を踏まず筋力を鍛えることが目標です。
となるとこれから秋口にかけてはトラックの5000mで筋力とスピードを磨くことが目の前の目標となりますから練習を行っていく毎に気持ちスイッチが押されていくことに期待しています。

■気持ちスイッチ4
トラックに向けた気持ちをさらに高めるため、実業団以来となる記録会に足を運んでみることにしました。
この時期は学生や実業団もロードシーズンからトラックシーズンに切り替わり、各地こぞって5000mや10000mの記録会が行われます。
そこで今の自分がどのくらいの実力なのか、走り込んできた成果がどのくらい実っているのかを把握するんですね。
そしてトラックで磨いたスピードを冬に行われる駅伝やマラソンに繋げていくんですね。
ランナーたちの走りを見ていると、昔を思い出すとともにフツフツと気持ちが高ぶってくるのが分かります。観戦もなかなかいいものですね。またひとつ、気持ちスイッチが押された瞬間でした。

これで少しノリきれなかった心と体が次なるものへと向かう力へ変化していくことでしょう。

やはり1年を通して続けることが大切なように思います。休むにしても数ヶ月完全に休むのではなく、ゆっくりでも低刺激でも継続して体を動かし体力を維持させておくことが大事だと思います。
それが走ることではなく、補強運動やエアロビクス、違うスポーツでのアプローチでもいいかと思います。
そのためには目の前の目標を立てることもやる気に繋がります。
目的、目標は人それぞれですが、みなさんもちょっとした気持ちスイッチ見つけてみてくださいね。