ゴルファーのための食事学

ドライバーで10ヤード以上飛距離を伸ばしたい人の食事講座!

■指導:酒井・リズ・智子さん
M.D., Ph.D(米国医師医学博士)
ATC(NATAアスレッチックトレーナー)
HFI(ACSMフィットネスコンサルタント)
プロアスリートのパーソナルコンディショニングにかかわるほか、医療現場での指導や大学の講義など、トータルコンディショニングコーディネーターとして活躍中。

酒井・リズ・智子氏

「飛距離を伸ばしたい!」全てのゴルファーに共通した願いです。
あと、5ヤード、10ヤード伸ばすだけならば、フォームやクラブを変えてみるのも方策ですが、10ヤード以上、20、30ヤード伸ばすには、パワーアップによる、飛ばせるカラダづくりが必要です。
パワーアップのポイントは、ウェイトなどを用いた筋トレと食事。
いきなり筋トレと言われても……。という方には、簡単にできることから始めるということで、毎日の食事を気遣うことからスタートすることをお勧めします。

 

パワーアップに必要なカラダをつくる

タンパク質中心の食事で筋力アップ!(日常の食事)

卵・豆腐肉や魚、卵や豆などに多く含まれるタンパク質(アミノ酸)は、カラダを構成するのに必要な成分。もちろん筋肉もタンパク質でできています。
パワーアップのためには、タンパク質(低脂肪のもの)を多めにとり入れ、少しでもカラダを動かすように心がけることが大切です。

※パワーアップには、筋肉の量を増やすことが不可欠。腕立て伏せやスクワットなどの運動を習慣化することで、効果は、よりアップします。

※食べた食事を筋肉やエネルギーに変えるためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素も必要。バランスの良い食事を心がけましょう。

 

「筋肉のコンディション維持に、BCAAを!」

 ゴルフにおいては、筋肉のコンディションを維持することが、ベストパフォーマンスを続ける上で重要となります。そこで、注目したいのが「BCAA」。
「BCAA」は、必須アミノ酸のバリン・ロイシン・イソロイシンの総称で、運動前・運動中に摂取することにより、筋肉のコンディションを維持します。

特に、運動30分前に2000mg以上を、運動中もこまめに補給をすることで、ベストパフォーマンスを続けることが報告されていることから、ゴルファーにはぜひ摂取してもらいたいアミノ酸です。

 

ラウンド中のスタミナ切れを予防する食事

炭水化物(糖質)摂取で持久力アップ!

炭水化物コース設計の違いにもよりますが、ゴルフは、1ラウンドで、500〜1,000kcalものカロリーを消費する持久力の必要なスポーツです。(体重60kgの人が時速8kmで1時間走ったときの消費カロリー(480kcal)に相当します。)
ゴルフでは、ラウンド中、肝臓や筋肉に蓄えられた、炭水化物(糖質)が多く消費されます。カラダに蓄えられている糖質には限りがあり、不足するとバテてしまいます。ごはんやうどんなどには炭水化物(糖質)が多く含まれています。プレーの2、3日前から、炭水化物を多めに取り入れ、ラウンド中のスタミナ切れを防ぎましょう。

※ラウンド当日の朝は、ごはんにみそ汁、焼き魚に煮物などの消化の良い和食がお勧めです。

 

ラウンド中の食事の注意点!

昼食はゆっくり、しっかり!

フルーツビールのがぶ飲み、早食いは禁物! 
バックナインが腹痛で台無し、なんてことにならないように、ランチビールは控えめに。
残りのホールも乗り切るためには、しっかりとした栄養補給が必要!
BCAA を補給してバックナインも楽しみましょう。

※クラブハウスのメニューは、脂質の多いものが多くみられますが、消化のことや疲労回復を考えると糖質の多いものがお勧めです。果物などのデザートを加えると、糖分を多く摂ることができます。

※ラウンド中は、小腹が空いたら、我慢せずに携帯食などでエネルギー補給することで、集中力切れや、スタミナ切れを防ぎましょう。

※夏場など食欲が無いときには、ゼリータイプのバランス栄養食を摂るなど状況にあった工夫が大切。

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栄養素と役割

ゴルファーにとって炭水化物(糖質)やタンパク質は重要ですが、食事を筋肉やエネルギーに変えるには、ビタミンやミネラルなど様々な栄養素を必要とします。
飛ばせるカラダを作るには、普段からバランスの良い食事を摂ることが重要です。

 

パワー(身体づくり)
タンパク質(アミノ酸)
身体の構成成分で、特に筋肉となる栄養素。
筋肉を構成する必須アミノ酸のなかでも、BCAAは筋肉のコンディションを維持し、ベストパフォーマンスをサポートします。
タンパク質肉/魚/卵/豆など

 

エネルギー
糖質 脂質
身体を動かすエネルギーの素。
ブドウ糖やでんぷんなどは、瞬発力を発揮するのに欠かせない栄養素。
糖質の中でも「果糖」は、持久力を高めるのに欠かせません。
芋類/穀物類/果物類/砂糖など
糖質
有酸素運動などの比較的ゆっくりした運動時にエネルギーになって働く栄養素。
長時間に及ぶ運動時には、事前に摂取しておくことで、エネルギー不足を防いでくれます。
油脂類/ナッツなど
脂質

エネルギー
ミネラル ビタミン
骨を構成するカルシウム、血液の材料となる鉄、味覚を正常に保つ亜鉛などと、身体をより快活に動かすために必要な栄養素。
過不足なく摂取することで健康を維持します。
牛乳/乳製品/海藻/小魚/ホウレンソウ/レバーなど
ミネラル

身体を正常に働かせるために必要な栄養素。

摂取した糖質、タンパク質、脂質を吸収・分解するために必要不可欠。日常生活でも欠かせない栄養素。


ビタミン

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