大塚製薬株式会社

企業
2004年3月30日

体のしくみについて考える
「OTSUKA 新漫画ヘルシー文庫」第3巻
『体のことを知ろう編』発刊
全国の中学校に寄贈

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫)は、"体のしくみ"について漫画でわかりやすく楽しめる「OTSUKA 新漫画ヘルシー文庫」第3巻『体のことを知ろう編』を2004年3月発刊し、全国の公・私立中学校(約11,000校)、海外の日本人学校(約280校)などに寄贈します。(監修:日本学校保健会、推薦:日本医師会)

健康への関心を深めるには、自分の体を客観的に知る必要があります。それには、臓器の種類や役割を知るということばかりではなく、日々の暮らしのなかで、ちょっとした体の変化を感じとり、なぜそうなるのかと疑問を感じることも大切です。
『体のことを知ろう編』では、中学生を対象に、身長、体重、体温など体の状態を示す具体的な「体の数値とリズム」を通じて自分の体のことを知ってもらうとともに、「成長期の体と心」を理解してもらい、これからの健康づくりに役立てていただくことを狙いとしています。 また、「体の設計図」であるゲノムを取り上げ、体、いのちの根源に迫り、ゲノム研究が未来の医療と暮らしをどのように変えるか、その可能性も紹介します。
構成は、東京大学名誉教授 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長、榊佳之氏をはじめとする3名の専門家の方々にお願いしました。漫画は、やなせたかし氏、ちばてつや氏、赤塚不二夫氏など著名漫画家11名の方々に一項ずつ執筆していただきました。漫画の台詞(せりふ)等は英語でも表記しており、生きた英語にも触れることができます。

「OTSUKA 新漫画ヘルシー文庫」第3巻『体のことを知ろう編』発刊に際し、監修委員及び漫画家の先生方から次のメッセージが寄せられています。

東京大学名誉教授 理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長 榊 佳之氏

「遺伝子、DNAは、『人間とはなにか』という人類の永遠のテーマと結びついています。だからこそ、わたし自身、好奇心を持ちながら研究をつづけてこられたわけですが、新漫画ヘルシー文庫の読者である中学生のみなさんにも、この本を通じて、生命、人間への興味を持ってもらいたいし、健康への関心も深めてほしいと思います。」

漫画家 秋 竜山氏

「今回、ぼくは、舞台を幕末に設定し、近藤勇や西郷隆盛、坂本竜馬らが一緒に仲良くゲノムと未来の医療・暮らしについて学んでいくというストーリーにしましたが、登場人物たちに負けないように、子どもたちにも未来の健康や医学がどうなっていくのかについて、この本を通じて考えて欲しいと思います。もちろん、ナンセンスやギャグをおおいに楽しんでもらいながら。」

大塚製薬は、小学校中高学年の子供たちに"身体のしくみや健康"について楽しみながら興味を持ってもらう目的で、「OTSUKA 漫画ヘルシー文庫(全12巻)」を平成元年より平成12年まで毎年1巻ずつ刊行し、全国の公私立小学校(約25,000校)などに寄贈してまいりました。小学校の保健室や図書室、教室に置かれ、子どもたちだけでなく先生方にも広くご活用いただいています。
一昨年 新たなステップとして、同じく成長期にある中学生を対象に、「OTSUKA 新漫画ヘルシー文庫」第1巻『食と栄養編』を、また昨年は、第2巻『発見!からだの不思議編』を発刊しました。 第1巻、第2巻とも中学校の保健室や図書室に置かれ、子供たちが自由に閲覧するほか、授業の教材などにも広くご活用いただき、学校から"わかりやすい" "楽しい" "おもしろい" "健康に関心が高まる"との声をいただいています。

子どもたちが健康について関心を持ち、理解を深めていただくために、「OTSUKA 新漫画ヘルシー文庫」第3巻『体のことを知ろう編』がお役に立てればと考えています。