大塚製薬株式会社

医療関連事業
2004年7月30日

大塚製薬 FDAより販売承認取得
呼気中13CO2分析装置  「POCone」
米国向け出荷を8月より開始

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区神田司町、社長:樋口達夫、TEL:03-3292-0021)は、ヘリコバクター・ピロリ菌(以下H.ピロリ)の感染の有無を診断する13C-尿素呼気試験法に用いる赤外分光法による呼気中13CO2分析装置「POCone」の販売承認を、FDAより2004年7月15日に取得しました。
当社は、米国の現地法人であるMERETEK社(本社:コロラド州 USA、会長 兼 CEO:野々村英二)の9月販売に向け、「POCone」の米国向け出荷を8月より開始します。

「POCone」は、質量分析装置(GC‐MS)と同等の測定精度で、測定時間は1テストあたり約2分と呼気中の13CO2の変化量を迅速に測定できます。 また、設置スペースがA4サイズで、重量も約10kgと持ち運びが可能なコンパクトサイズです。さらに、使いやすいボタン配置で、ワンタッチの操作で簡単に測定できます。

米国においてMERETEK社は、13C‐UBTキットや呼気中13CO2分析装置「UBiT-IR300」の販売をおこなってきましたが、「POCone」により、検査の迅速化など、非侵襲的な検査である13C-尿素呼気試験法が、より広い臨床現場で実施可能となり(Point Of Care)、今後のH.ピロリの感染診断に貢献できるものと考えています。

大塚製薬は、'Otsuka - people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。