大塚製薬株式会社

ニュートラシューティカルズ関連事業
2004年11月22日

皮膚の表皮ターンオーバーを促進する新薬用有効成分
エナジーシグナルAMP配合美容液
日本初 新効能効果を取得

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫、TEL:03-3292-0021)は、皮膚の表皮ターンオーバーを促進する新薬用有効成分「エナジーシグナルAMP(成分名:アデノシン一リン酸二ナトリウムOT)を研究開発し、医薬部外品の美容液として新効能効果を10月19日厚生労働省より取得しました。

当社は、しみ、そばかすなどの根本的な原因に皮膚細胞のエネルギー代謝の低下が関係することに着目し、皮膚細胞のエネルギー代謝を促す成分としてエナジーシグナルAMPを研究開発しました。
エナジーシグナルAMP配合美容液は、皮膚の表皮ターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促しメラニンの蓄積をおさえます。エナジーシグナルAMPは、生体内物質アデノシン一リン酸(AMP)がシグナルとして働くのと同様に、細胞のエネルギー代謝を活性化すると考えられています。
エナジーシグナルAMP配合美容液は、「メラニンの蓄積をおさえ、しみ・そばかすを防ぐ」という医薬部外品としては日本で初めての効能効果を取得しました。臨床試験において、同美容液は皮膚の表皮ターンオーバーを改善し、色素沈着改善効果が確認されています。

メラニンは、メラノサイトが生成し、紫外線から皮膚組織や皮膚細胞の遺伝情報を守るための生体反応ですが、このメラニンの過度の生成、および蓄積したものがしみ、そばかすと呼ばれています。
従来、「しみ、そばかす」を防ぐ薬用有効成分としては、メラニン生成を抑制するものが主流でした。

大塚製薬は、1990年に大津スキンケア研究室を設立し、「皮膚生理機能を保持・亢進するとともに美的QOL(Quality of Life)を高める」というコンセプトのもと、科学的根拠に基づいた健粧品(Cosmedics)*の開発を進め、「皮膚の老化とその原因の究明」について研究してまいりました。今後、新薬用有効成分エナジーシグナルAMP配合美容液を中心に新ブランドを発売する予定です。

大塚製薬は、'Otsuka - people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

  • *健粧品(Cosmedics)は化粧品(Cosmetic)と医薬品(Medicine)の造語