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大塚製薬株式会社

2007年11月1日

医薬関連事業

急性骨髄性白血病の治療モニタリング用測定試薬
WT1 mRNA測定キット 「オーツカ」
11月1日保険適用

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫)が開発した、急性骨髄性白血病の治療モニタリングに使用するWT1 mRNA測定キット 「オーツカ」を用いた検査が、WT1 mRNA定量の測定項目で11月1日より保険適用となりました。

WT1 mRNA測定キット「オーツカ」は、急性骨髄性白血病の治療後に残存する白血病細胞のモニタリングマーカーとして、末梢血白血球より抽出したRNA中のウイルムス腫瘍-1遺伝子(以下:WT1*1)mRNAを測定することで、治療効果の確認、早期の再発診断に有用な体外診断用医薬品です。なお本キットは、2000年1月18日に当社が、ジェンザイム社(本社:Cambridge, Massachusetts, U.S.A.)から取得した独占的な使用権に基づいて開発され、2006年9月20日に製造承認を取得しました。

  • *1:Wilms Tumor 1 遺伝子

癌関連遺伝子であるWT1遺伝子は、杉山治夫教授(大阪大学大学院医学系研究科機能診断科学)らにより、白血病細胞において高い発現量を示すことが見出されました。また治療により減少したWT1遺伝子発現量が、再発時にも再度上昇することが報告されています。これらのことから、末梢血や骨髄液中のWT1遺伝子発現量の経時的測定が、残存する白血病細胞の変動を知る手掛かりになると考えられ、白血病細胞のモニタリングマーカーとして注目されていました。

急性骨髄性白血病の化学療法は、早期に白血病細胞を減少させ、正常な造血の回復を図る寛解導入療法、そして治療後に残存した白血病細胞をさらに減少させるための寛解後療法にわけられます。治療効果の維持や長期生存には、白血病細胞の消失が重要と考えられていますが、その変動を把握することは困難でした。本キットを用いた検査では、骨髄液に比べ検体採取時の患者さんへの身体的負担が少ない末梢血で検査が可能です。また急性骨髄性白血病症例における残存した白血病細胞のモニタリングに使用できることから、治療効果の適切な判定や白血病の再発の早期発見が可能となり、効果的な治療の選択に寄与することが期待できます。

大塚製薬は‘Otsuka - people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

製品特徴

  1. 定量リアルタイムRT-PCR*2法により、残存した白血病細胞を高感度に測定することができます。
  2. 急性骨髄性白血病における残存した白血病細胞のモニタリングマーカーとして治療効果の確認、早期の再発診断に有用です。
  3. 測定試料として末梢血を使用できます。
  • *2:遺伝子増幅技術を用いて検体のmRNAを増幅する定量方法

製品概要

製品名 WT1 mRNA測定キット 「オーツカ」
包装 96テスト(1キット)
製造承認日 2006年9月20日
発売日 2007年4月3日

保険適用の内容

測定項目 WT1 mRNA定量
測定方法 リアルタイムRT-PCR法
主な測定目的 急性骨髄性白血病の診断の補助または経過観察としてのWT1 mRNAの測定
点数 2,000点
判断料 血液学的検査判断料 135点(月1回につき)

本ニュースリリースの掲載情報は、発表当時のものです。