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大塚製薬株式会社

2007年11月30日

医薬関連事業

経口バソプレシンV2-受容体拮抗剤 「フィズリン®錠30mg」
平成19年度 日本薬学会 医薬化学部会賞
11月30日 受賞

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:樋口達夫)の水利尿剤の研究グループは、経口バソプレシン*V2‐受容体拮抗剤「モザバプタン塩酸塩」(製品名:フィズリン®錠30mg、以下:フィズリン)により、革新的な創薬研究に携わる研究者の優れた研究成果に対し授与される「平成19年度 日本薬学会 医薬化学部会賞」を11月30日に受賞しました。

  • *バソプレシン:抗利尿ホルモン

「日本薬学会 医薬化学部会賞」は、日本薬学会の部会の一つである医薬化学部会が設ける賞です。同賞は、医薬品として上市に至らずとも、原則として新規の化学構造を有する薬物もしくは生物活性化合物に関する独創的な研究、または新規の技術・方法(化学合成、発酵、製剤、分析、薬物動態、毒性試験、病態モデルの構築、スクリーニング法、作用機序解明など)等で創薬研究における独創的な研究を対象に、創薬の発展に寄与するブレークスルーの内容を含む研究成果をあげた研究者に授与される賞です。2000年に同賞が設立されて以来、当社は初めての受賞となりました。

モザバプタン塩酸塩は、電解質排泄の増加を伴わず過剰な水分のみを排泄する水利尿作用を持つ経口投与可能な非ペプチド性バソプレシンV2‐受容体拮抗剤です。モザバプタン塩酸塩は、1989年に大塚製薬で合成され、2001年に希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を受け、2006年7月26日に製造販売承認を取得しました。
「フィズリン」の効能・効果は、「異所性抗利尿ホルモン産生腫瘍による抗利尿ホルモン不適合分泌症候群における低ナトリウム血症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」であり、同効能・効果で承認された国内で初めての薬剤です。

受賞にあたり、基礎研究者として「フィズリン」の創製に中心的な役割を果たした大塚製薬の小川英則博士は、「革新的な医薬品の開発を通して人々の健康に貢献するという企業理念のもと、従来と異なる作用機序をもつ新規薬物の創製に携わることができたことを大変うれしく思います。『フィズリン』の対象患者さんは少数ですが、疾患は決して軽いものではなく、医療上の必要性が高いことから希少疾病用医薬品として指定を受けました。『フィズリン』がこの疾患に苦しむ患者さんとその家族にとって福音となれば幸いです。」と述べています。

大塚製薬は‘Otsuka - people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

ご参考

受賞内容 バソプレシンV2‐受容体拮抗薬「モザバプタン塩酸塩」の開発研究
受賞者 小川 英則(おがわ ひでのり)
大塚製薬(株) Qs’研究所合成室 室長
薮内 洋一(やぶうち よういち)
大塚製薬(株) フリーラジカル研究所 所長
山村 由孝(やまむら よしたか)
大塚製薬(株) 新薬開発本部開発部 シニアプロジェクトリーダー
宮本 寿(みやもと ひさし)
大塚製薬(株) 微生物研究所合成室 室長
山下 博司(やました ひろし)
大塚製薬(株) Qs’研究所合成室 主任研究員

本ニュースリリースの掲載情報は、発表当時のものです。