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大塚製薬株式会社

2008年11月20日

医薬関連事業

患者さんが困っている過剰な鎮静状態を体験できる
疑似体験システム 「バーチャル セデーション」を導入

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎)は、抗精神病薬の服用により生じる過剰な鎮静作用を疑似体験できる装置「バーチャル セデーション*日本版」(以下:VSS、Virtual Sedation Simulator)を開発し、11月より医療関係者に向けて体験の機会を提供します。

  • *セデーション(Sedation):鎮静

過剰な鎮静は、抗精神病薬による長期的な治療において、頭がボーッとする、眠くなるなど、日常生活における活動の制限や、転倒や事故などのリスクにもつながる注意力の低下、さらに薬を飲み続けることがいやになることもあります。また認知機能の低下にも関与していることが示唆されています。
NPO法人全国精神障害者ネットワーク協議会の「2006年、精神医療ユーザーアンケート調査報告書」では、薬を飲むことで発現する副作用として「頭がボーッとする、だるい(29.1%)」、「日中、眠くなる(27.1%)」を困っている項目としてあげた患者さんが約3割いることが報告されています。

VSSは、過剰な鎮静がどのようなものかを疑似体験できる装置として、患者さんの立場から抗精神病薬の鎮静作用が日常生活に与える影響を理解するのに有用なシステムです。視界のぼやけや映像のゆがみをつくり、バーチャルな鎮静状態下で「電話をかける」「写真合わせ」「描写」の3つの簡単な作業を行うことで、日常生活における鎮静状態を体験することができます。

VSSの開発にあたり監修いただいた福島県立医科大学医学部 神経精神医学講座教授 丹羽真一先生は「精神疾患で薬物療法を受けている多くの患者さんが、治療薬の鎮静作用が原因と思われる副作用に悩んでいるにも関わらず、この過剰な鎮静は見逃されていることがあります。このような現状を患者さんの立場で医療関係者が認識し、患者さんがよりよい日常生活がおくれるように、QOLを考慮した抗精神病薬を選択することが求められます。」と述べられています。

大塚製薬は‘Otsuka – people creating new products for better health worldwide’の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

バーチャル セデーションの仕組みについて

バーチャル セデーションでは、モニター、バイザー、電話、ボードを使って簡単な作業(計5分)を行いながら、鎮静状態を体験していただけます。

本ニュースリリースの掲載情報は、発表当時のものです。