大塚製薬株式会社

医療関連事業
2010年3月12日

MRI用経口消化管造影剤
「フェリセルツ®散20%」
胆道膵管撮影時の消化管陰性造影の追加承認

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎)は、MRI用経口消化管造影剤「フェリセルツ®散20%」について、「腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における胆道膵管撮影時の消化管陰性造影」の効能・効果及びその用法・用量の追加承認を、2010年3月12日取得しました。

「フェリセルツ®散20%」は、大塚製薬が開発したMRI用経口消化管造影剤で、1993年9月に発売されました。従来の効能・効果である消化管(胃、十二指腸、空腸)造影に加え、このたびの効能・効果及び用法・用量の追加承認により、胆道膵管撮影法(以下、MRCP*)による胆道・膵管関連疾患の診断に役立ち、治療に貢献できるものと期待されます。

  • * MRCP:Magnetic Resonance cholangiopancreatography

MRCPは、腹部MRI検査の一つで非侵襲的に胆道・膵管を描出する検査法です。撮像前に「フェリセルツ®散20%」 2包を150mLの水に溶かして経口投与することで、胆道・膵管をより明瞭に描出することができるようになります。

大塚製薬は'Otsuka-people creating new products for better health worldwide'の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。

製品特徴

  1. 腹部MRI診断における診断能が向上する。
  2. 口当たりがよく飲みやすい製剤である。
  3. 水に速やかに溶解するので調製が容易である。
  4. 磁場強度に依存しない明瞭な画像が得られる。

製品概要