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大塚製薬株式会社

2014年3月31日

医療関連事業

大塚製薬 がん治療剤の2つの権利を米国エーザイ・インクから取得

  • 大塚製薬は、骨髄異形成症候群(MDS)を対象としたデシタビン(一般名)の静注製剤であるDNAメチル化阻害剤「Dacogen®」に関して、メキシコを除く全世界における開発・販売に関する権利、およびデシタビンの経口合剤「ASTX727」に使用されている「E7727」の特許権を併せてエーザイ・インクから取得した
  • 大塚製薬は従来のDacogen®事業を継続し、大塚製薬の米国子会社であるアステックス社により、MDSの治療における新たな選択肢を早期に提供できるようにASTX727の開発を推進。今後新たな血液がん治療剤で患者さんへの貢献を目指す

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岩本太郎、以下「大塚製薬」)は、エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役社長:内藤晴夫、以下「エーザイ」)の米国子会社であるエーザイ・インクから2つのがん治療剤に関する権利を取得する契約を締結しましたのでお知らせします。

取得した2つの権利

① デシタビン(一般名)の静注製剤であるDNAメチル化阻害剤「Dacogen®」に関する米国、カナダ、日本における独占的な開発・販売に関する権利、および、メキシコを除く全世界におけるライセンス許諾の権利。(メキシコについては、米国エーザイ・インクが引き続き権利を維持します。欧州をはじめその他の国・地域については従来通りJanssen Pharmaceutical Companiesが行います。)

② 世界初のデシタビン経口合剤「ASTX727*(経口メチル化阻害剤)」に含まれる代謝酵素阻害剤「E7727」の特許権

  • 大塚製薬の米国子会社アステックスファーマシューティカルズインク(アステックス社)が開発中

大塚製薬血液がん事業の展開

本契約締結の目的と意義

大塚製薬の血液がん事業は、2008年3月に全世界で、主に血液がんを対象とした造血幹細胞移植前治療薬「ブスルフェクス」の事業を開始し、2010年より日米欧で慢性骨髄性白血病・フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の治療薬「スプリセル」においてブリストル・マイヤーズ スクイブ社と共同事業を展開しています。現在、臨床開発中(フェーズⅡ)のデシタビンのプロドラッグ皮下注射液「SGI-110」に、このたびの契約で「Dacogen®」と「ASTX727」が加わり、血液がん治療の新たな選択肢を患者さんへ提供することにより、更なる治療の質の向上を目指します。

「Dacogen®」について

「Dacogen®」は、スーパージェン社(現アステックス社)により、DNAメチル化阻害による細胞分化誘導作用を有する骨髄異形成症候群(MDS)、急性骨髄性白血病(AML)の治療剤として開発され、2008年に米国MGI社(現エーザイ・インク)がスーパージェン社より全世界における開発・販売権を取得。「Dacogen®」 は、前治療歴の有無を問わず、FAB(French-American-British)分類(不応性貧血、鉄芽球性不応性貧血、芽球増加型不応性貧血、移行期の芽球増加型不応性貧血、および慢性骨髄単球性白血病)のいずれかに分類され、国際予後判定システム(International Prognostic Scoring System :IPSS)による重症度分類が中間リスク1群、中間リスク2群、 ハイリスク群の原発性および二次性骨髄異形成症候群(MDS)の適応で、米国で承認を取得し販売しています。欧州ではJanssen Pharmaceutical Companiesが2012年よりAMLで販売を開始しており、その他の国ではAMLまたはMDSあるいはその両方で販売されています。

アステックス社について

アステックス社は、米国カリフォルニア州に臨床研究所、英国ケンブリッジに創薬研究所を構えるバイオテックカンパニーです。同社は、2011年7月に、「Dacogen®」を開発したスーパージェン社(SuperGen, Inc.、1991年設立、米国)が、アステックス セラピューティック社(Astex Therapeutics Limited、1999年設立、英国)を合併し設立されました。X線結晶構造解析技術を進化させ、従来のハイスループットスクリーニング(HTS)に頼らないフラグメント創薬技術を確立し、これまでにがん・中枢領域において複数の化合物を創製し、臨床開発段階に進んでいます。フラグメントベースの創薬技術のパイオニアとして世界から評価されています。2013年10月に大塚製薬が買収したことにより、アステックス社は大塚製薬の子会社となりました。

本ニュースリリースの掲載情報は、発表当時のものです。