大塚製薬株式会社

ニュートラシューティカルズ関連事業
2014年1月20日

大塚製薬の「ポカリスエット」が
2大会連続でアジア競技大会公式飲料に決定

  • アジア最大のスポーツイベントであるアジア競技大会において、2014年9月開幕の仁川大会(韓国)、および2019年ハノイ大会(ベトナム)のパートナーとして契約を締結
  • アジア競技大会加盟国の人口は約38億人※1と世界人口の約1/2を占める。大塚製薬は日々成長・変化しているこのエリアにおいてスポーツは人々の健康のために大切な要素と考え、1980年に日本で発売し現在アジアを中心に17カ国・地域で販売するイオン飲料「ポカリスエット」を公式飲料として提供。発汗により失われる水分・電解質を速やかに補給し、選手のコンディショニングをサポートすることで本来のパフォーマンスを発揮できるよう支援。当社は現時点で日本企業として唯一のパートナー※2
  • 当社の海外展開は40年前にアジアから始まった(1973年タイ、1974年台湾、インドネシア)。現在、アジア・アラブ地域ではOIAA※3事業部が医薬関連とニュートラシューティカルズ※4関連の両輪で事業を展開し、その事業規模は直近10年間で10倍に拡大

大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎)は、1月18日、フィリピン・マニラで開催されたアジア・オリンピック評議会(Olympic Council of Asia、以下OCA)の総会にて、アジア地域最大の総合スポーツイベントであるアジア競技大会(OCA主催)の2014年仁川大会(韓国)と2019年ハノイ大会(ベトナム)のパートナーシップ契約をOCAと締結しました。

今回の締結により、「ポカリスエット」が2大会連続で大会公式飲料に決定しました。大会時には製品提供に加え、水分電解質補給の啓発活動を行い、アジア各国から集うトップアスリートおよび関係者のパフォーマンスやコンディショニングをサポートします。

このたびの締結調印式には、OCA のシェイク・アハマド会長をはじめ、開催国である韓国およびベトナムなど各国の代表が参加しました。締結にあたりOCAのシェイク・アハマド会長は「このたび、ポカリスエットが2014年仁川大会および2019年ハノイ大会において再度アジア競技大会公式飲料に決定したことを大変うれしく思います。ポカリスエットの支援のもと、素晴らしいイベントを開催します。」と語りました。

大塚製薬代表取締役副社長の梅野雅之は「当社は1973年にタイ、1974年に台湾、インドネシアに合弁会社を設立し、海外における輸液の製造販売を開始しました。当社の海外展開はこれを起源として始まり、現在は欧米を含め各地でパートナーとの水平協業を行い、世界80以上の国・地域で革新的な製品を通じて人々の健康に貢献しています。私たちは日々成長・変化するアジアにおいてスポーツ振興は人々の健康において非常に大切な要素であると考えています。このたびアジア競技大会においてポカリスエットを通じてアジアの選手や関係者をはじめ、大会を観戦する世界の多くの方々に日々の水分・電解質補給の大切さを伝え、健康づくりに貢献できることはとても光栄です。」と語りました。

アジア競技大会について

アジア競技大会は世界最多の競技数を誇り、OCAに加盟する45カ国・地域(人口約38億人) から、アジア最大数のトップアスリートが集う総合スポーツイベントです。1951年から約4年に1度の頻度で開催されています。当社は本大会において、過去3大会(1998年バンコク、2002年釜山、2006年ドーハ)パートナーとして活動してきました。各大会期間中、選手村にポカリスエットのベースキャンプを設置し、運動時をはじめ準備期間においても水分補給を中心とした選手のコンディション作りのサポート活動を行いました。今回その経験を活かし、仁川大会、ハノイ大会において現地のグループ会社を中心としてさらに充実した活動を行う予定です。

ポカリスエットについて

公式ブランドサイト(日本語) http://www.otsuka.co.jp/poc

身体の約60%は水分でできています。発汗などにより失われる水分と電解質(イオン)の速やかな補給は、コンディション維持や運動時のパフォーマンス発揮をサポートする上で重要です。当社は「汗の飲料」をコンセプトに、イオン飲料「ポカリスエット」を開発しました。1980年に日本で発売後、日本体育協会と連携し熱中症対策啓発活動を22年間にわたり実施しています。また、運動時のみならずオフィス内や入浴時などの日常生活や、暑熱環境の労働時など、汗をかく様々なシーンにおける水分・電解質補給の大切さについて、科学的根拠をもとに訴求しています。
現在ではアジアを中心に17カ国・地域で販売し、各地の文化に合わせて日々の水分・電解質補給の啓発活動を行っています。特にインドネシアや韓国・中国で伸張しており、現在では海外の売上が日本国内を上回るまで成長しています※5

2014年大会が開催される韓国では1987年に販売を開始しました。特に運動時の飲用が多く、国家顧客満足度調査で2009~2012年まで4年連続で1位を受賞するなど、健康に貢献する飲料として広く支持を受けています。
韓国ではグループ会社の東亜大塚株式会社が製造販売しており、このたびのアジア競技大会では中心的に支援活動を実施予定です。

また、2019年大会が開催されるベトナムでは2012年に大塚タン ニュートリション社を設立しポカリスエットの販売を開始しました。人口の60%以上が30歳代以下という若く成長している国において、日常生活や運動時における水分・電解質補給の啓発活動を展開しています。

大塚製薬のアジア展開について

大塚製薬はアジア・アラブ地域のグループ会社を一つの集合体と捉えることにより、より強固な事業基盤を築き、新しい視点でビジネスを拡大していくため、2001年にOIAA事業部を創設しました。現在アジア・アラブ地域を中心に15カ国・地域に広がる30社以上をまとめており、医薬関連とニュートラシューティカルズ関連の両輪事業を展開しています。直近10年間で10倍に事業規模が拡大しています。

  • ※1 OCAに加盟する45の国と地域の人口の合計(外務省ホームページより)
  • ※2 2014年1月20日現在
  • ※3 Otsuka International Asia Arab
  • ※4 Nutraceuticals:nutrition(栄養)+pharmaceuticals(医薬品) 日々の健康維持増進に貢献する、科学的根拠に基づいて開発された製品。
  • ※5 大塚製薬関係会社合計の販売本数ベースで2008年度に海外が国内を上回りました。(社内データ)