大塚製薬株式会社

ニュートラシューティカルズ関連事業
2017年2月20日

地域に密着した健康情報拠点としての薬局を支援するプログラム 「大塚ヘルシーエイジングサポーター養成プログラム OATHAS」提供開始

  • 超高齢化社会を迎える日本において、薬局の「地域に密着した健康情報の拠点として地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する機能」を強化するため、2016年「健康サポート薬局」※1制度がスタート
  • 大塚製薬は、薬局・薬剤師等が地域生活者の健康をサポートするための支援ツールとして「大塚ヘルシーエイジングサポーター養成プログラム OATHAS(オーザス)」※2の提供を4月から開始
  • 大塚製薬の製品の研究開発や啓発活動で得られた知見と、NPO法人HAP※3の地域の健康・医療に関するコミュニティづくりのノウハウを活かした独自のプログラムを提供
OATHAS(オーザス)

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口 達夫)は、超高齢化社会を迎える日本において、これまで以上に地域に根ざした健康の維持・増進を支援する機能が求められている薬局の現状をふまえ、健康を多角的にサポートする薬局を支援するプログラム「大塚ヘルシーエイジングサポーター養成プログラム OATHAS(オーザス)」の提供を2017年4月から開始します。

この活動は、科学的根拠に基づいた製品の研究開発や啓発活動に強みをもつ大塚製薬と、女性のライフステージに応じた健康管理と疾病管理や地域の健康・医療に関するコミュニティづくりのノウハウをもつNPO法人HAP(Healthy Aging Projects for Women)(所在地:東京都 理事長 宮原富士子)との協働で行います。

背景

我が国では、2025年には高齢者人口は3500万人に達し、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者となると推計されています※4
2013年閣議決定された日本再興戦略で、「薬局を地域に密着した健康情報の拠点として、一般用医薬品等の適正な使用に関する助言や健康に関する相談、情報提供を行う等、セルフメディケーションの推進のために薬局・薬剤師の活用を促進する」とされました。
その後、かかりつけ薬剤師・薬局の機能、長期の姿を見据えた薬局の再編、健康サポート薬局のあり方について検討がなされ、「薬局には、安心して立ち寄りやすい身近な存在として、地域包括ケアシステムの中で、多職種と連携して、地域住民の相談役の一つとしての役割を果たすことが求められている」とし、2016年「健康サポート薬局」の制度がスタートしました。

概要

大塚製薬は、健康サポートを行う上で、さらなる知識やノウハウを習得したいという薬局・薬剤師等の医療従事者からの声に応え、支援プログラム「OATHAS」(オーザス)を創設。このプログラムは、地域の生活者の健康をサポートしたいと考える全ての薬局・薬剤師等の医療関係者を対象とします。
具体的な活動としては、まず第一弾として、「女性のための健康サポーター」を育成するために、地域生活者の健康を多角的にサポートする上で欠かせない「健康に関する基本情報、食生活や栄養についての知識を習得する学習プログラム」のほか、「健康相談に利用可能な店頭支援ツール」「科学的根拠に基づいた確かな製品情報や健康情報」「地域連携イベント等のサポート」などの提供を行います。

大塚製薬は、Otsuka-people creating new products for better health worldwide の企業理念のもと、本プログラムを通じ、健康サポートに従事する人材の育成および健康サポート薬局の普及に貢献し、人々の健康の維持・増進に貢献してまいります。

大塚ヘルシーエイジングサポーター養成プログラム(OATHAS:オーザス)
  1. 1健康サポート薬局:患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局(平成28 年厚生労働省令第19 号)
    参考:厚生労働省HP:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakkyoku_yakuzai/
    参考:日本薬剤師会HP:http://www.nichiyaku.or.jp/wp-content/uploads/2016/07/20160719-3.pdf
    参考:平成27年10月23日「『患者のための薬局ビジョン』~『門前』から『かかりつけ』、そして『地域』へ~」(厚生労働省)
    参考:平成27年9月24日「健康サポート薬局のあり方について」(「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」)
    参考:平成26年1月21日「薬局の求められる機能とあるべき姿」(平成25年度厚生労働科学研究費補助金(医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業)薬剤師が担うチーム医療と地域医療の調査とアウトカムの評価研究)
  2. 2【大塚ヘルシーエイジングサポーター養成プログラム】:(Otsuka Advanced Training for Healthy Aging Supporter) (OATHAS:オーザス)
  3. 3NPO法人HAP:Healthy Aging Projects for Women http://www.hap-fw.org/
    設立2001年 理事長 宮原富士子
    女性のライフステージに応じた健康管理と疾病管理(以下「ウィメンズヘルスケア」という)の改善とその向上を図るための情報を、広く一般女性および医療ならびに関連領域に従事する者に伝え、社会にウィメンズヘルスケアのあり方を提言。それらの活動により女性のQOL向上に貢献することを目的として様々な活動を展開。2016年より「健康サポート薬局」づくりを支援し、地域でいつまでも自分らしく生きていけるコミュニティづくりを応援する特定非営利活動法人。2016年、国が認める健康サポート薬局研修機関に認定された。
  4. 4内閣府 平成28年版高齢社会白書
    http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_1.html