大塚製薬株式会社

医療関連事業
2017年11月29日

肝不全用経口栄養剤「アミノレバンEN配合散」
フレーバー配合製品(フルーツ味・コーヒー味)を新発売

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、肝不全用経口栄養剤「アミノレバン®EN配合散」について、従来製品の組成を変更したフレーバー配合製品(フルーツ味・コーヒー味)として、組成変更の一部変更承認を受けました。12月20日より全国の医療機関を対象に発売します。

肝硬変ではさまざまな代謝異常によってたんぱくが失われる一方、たんぱく合成そのものも低下しています。栄養学的にみると、健常人より多くのたんぱく摂取が必要となり、その量は理想体重1kg当たり1日1.3g程度とされています。しかし健常人に比べてそれだけ余分な代謝に迫られることにもなり、アンモニア対策等もより重要になります。

アミノレバンEN配合散は、アンモニアの解毒やたんぱくの合成作用を持つBCAA(分岐鎖アミノ酸)主体の総合栄養改善剤であり、肝臓食と併用することで、肝硬変のたんぱく代謝改善に寄与しつつ、体重1kgあたり1.3gのたんぱく補給を可能にするものです。その他、不足する糖質、脂質、ビタミン、微量元素を含み、食事だけでは不十分なこれら栄養を補充し、肝機能を高めることで、肝性脳症を伴う慢性肝不全患者さんの栄養状態の改善に用いられます。

このたびの一部変更承認に伴い、アミノレバンEN配合散は、おいしく服用するためのフルーツ味またはコーヒー味のフレーバーが最初から添加された配合製品となりました。なお、フレーバーを配合していない従来組成製品の販売およびアミノレバンEN配合散専用フレーバー4種類(ヨーグルト味ミックス、パイナップル味ミックス、コーヒー味ミックス、フルーツ味ミックス)の提供は終了します。

大塚製薬は、今後も世界中の未解決の医療ニーズを満たすため、患者さんやご家族に貢献できる研究開発を進めてまいります。

製品概要