オピニオンリーダーとの取り組み

「今夏の気候と熱中症」に関する講演会開催に協力し、気象予報士や報道関係者など情報発信のオピニオンリーダーへの理解促進を行っています。
「今夏の気候と熱中症」に関する講演会の実施
毎年夏の始めには、気象予報士や報道関係者など、情報発信のオピニオンリーダーの熱中症対策に対する理解促進のため「今夏の気候と熱中症」と題したセミナーを開催し最新情報の提供を行っています。また、気象予報士が講師となり各自治体や団体での勉強会開催に協力し、情報伝達の徹底を図っています。2011年度は前年の猛暑を受けて多くの要望があり、全国で18回、2012年度は21回開催しました。
気象予報士と共同でウェブサイト「熱中症予防情報」を開設

2012年度、熱中症対策啓発活動として、NPO法人気象キャスターネットワークと共同でウェブサイト「熱中症予防情報」を制作し、開設しました。「熱中症予防情報」はどなたでもご覧頂ける無料サイトで、パソコンやスマートフォンなどで閲覧が可能です。当サイトでは気温だけではなく、湿度や輻射熱を加味した「WBGT 値※1」という熱中症危険度(予想)を表示 しています。人が感じる暑さ(体感温度)に近い指数を用いることで、より精度が高く、熱中症の危険度を伝えることができます。さらにパソコン向けページでは全国各地の知りたい場所、今いる場所のWBGT値を検索表示することが可能です。気象概況やリアルタイムの気象観測(アメダス※2)情報もあわせて掲載することで、熱中症危険度が特に高い地域がわかる内容となっています。スマートフォン向けページではGPS機能を使い、今いる場所の熱中症危険度を手軽に表示できます。さらに、最新の気象概況コメントや、リアルタイム気象観測情報を随時更新しています。

熱中症対策の一環として当サイトをご利用いただけるよう、自社サイトからも閲覧できるように設定するなど、啓発活動として取り組んでいます。

スマートフォン・携帯電話用

QRコード

パソコン版ページ
スマートフォン版ページ
※1
WBGT値:湿球黒球温度(Wet-Bulb Globe Temperature)。気温、湿度、輻射熱の3因子を取り入れた値で、スポーツ活動や労働時の  熱中症予防の温度指標として利用されている。数値が28以上で「厳重警戒」、31以上で「原則運動禁止」。
※2
アメダス:地域気象観測システム(Automated Meteorological Data Acquisition System)。気象庁が全国約1300地点に設置、うち   900地点あまりで気温を観測。

  • 株式会社奥村組
  • 東日本支社
  • 安全環境部安全管理課長
  • 出口 和則 氏

建設業では夏期の熱中症対策に頭を悩ませています。大塚製薬ウェブサイトは熱中症の予防や発症時の緊急処置などがわかりやすくまとめられているほか、最高気温やWBGT指数などの情報を施工場所(所在地)ごとにリアルタイムに入手できることから、弊社および協力業者において頻繁に活用し実施工に役立てています。また、熱中症の撲滅を積極的に展開するため、同社から各所に熱中症予防対策の講師派遣を受け、その高い効果を得ています。

  • NPO 法人気象キャスターネットワーク
  • 事務局長
  • 岩谷 忠幸 氏

「水分とともに適度な塩分も」というコメントが天気予報で放送されるようになったのはここ数年のことではないでしょうか。気象キャスターを対象にした勉強会を開催するなど、大塚製薬の皆さんが長年、熱中症予防の普及啓発に取り組んできた結果だと思います。しかし、地球温暖化や都市化の影響もあって記録的な猛暑が続いており、過去3年間に、毎年4万人から5万人の方が熱中症で救急搬送され、最も多い2010年には1,700人以上の方が命を落としています。熱中症は予防法を知っていれば防ぐことができ、応急処置をすれば命を救うことができるため、正しい知識のさらなる普及が欠かせません。熱中症は炎天下に限らず、室内など意外な場所での発生も多いのですが、これは湿度が高く汗が蒸発しにくい環境だからで、熱中症の危険度を知るには、気温の高さだけはなく湿度を加味したWBGT(暑さ指数)を活用することが必要です。

気象キャスターネットワークでは2011年から「熱中症対策セミナー」の講師を担当させていただくとともに、2012年からはWBGTを用いたウェブサイト「熱中症予防情報」を共同で開設させていただいています。熱中症に対する正しい知識の普及と、熱中症予防情報の発信によって、「熱中症による犠牲者ゼロ」をめざしたいと思っています。

熱中症対策TVフォーラム・Live On Seminar

放送スタジオの様子

支店での聴講風景

全国の産業医の先生方、事業所に勤務されている保健師・看護師・栄養士、また安全衛生担当者の方々に対し、2012年には、自社衛星放送システムを利用した社外向け講演会「第1回熱中症対策TV フォーラム」を開催しました。2013年は、さらにインターネットを利用したLive On 形式にしたことで、自社事務所以外の場所でもセミナーの受講が可能になりました。TV フォーラム・Live On Seminar は、ともに、講義の聴講だけでなく演者への質疑応答を可能とした、相互参加形式のフォーラムで、支店・出張所に加え、各企業様の事務所や一般の会議施設など全国120会場に、合計911名のご参加をいただきました。当日は産業医科大学・堀江正知教授によるご講演と進行により、トヨタ自動車(株)・産業医 青山先生、(株)クボタ つくば工場・産業医 永野先生には、実際に現場で指導されている事例とともに、熱中症対策や熱中症予防の工夫などについて最新の情報をまじえて分かりやすく詳細にお話していただきました。講義終了後は各会場と多数の質疑応答が行われました。