サステナビリティ

人材育成の取り組み

イノベーションを生み出すのはいつの時代も「ヒト」です。
世界各国で事業展開する中、企業文化・理念を深く理解し、世界を舞台に戦略を実行できる人材が必要不可欠だと考えています。
大塚製薬では、D&I推進とともに人材育成を経営戦略の一つと位置づけ、大塚グループのマテリアリティ(重要項目)と主に関連するSDGs(持続可能な開発目標)においても重要課題として特定しています。
そのため各人の能力を継続的に開発し、それらが最大限発揮されることで、事業・企業としての成長加速を目指して、人材育成プログラムとともに自発的なキャリア形成の支援にも注力しています。
また、グループ 内そして社外とのコミュニケーションの積極的な促進、固定観念にとらわれない職域や領域を超えたネットワークを構築することで、イノベーションを永続的に創出していきたいと考えています。

多様なトレーニングプログラム

大塚製薬では、社員一人ひとりの社員が、失敗を恐れず新しいことに挑戦し、多様な「個の能力」を高めるために様々なトレーニングプログラムを提供しています。
また、キャリア自律・リスキリングを推奨し、自己理解を深めるための各種アセスメントの機会や、 「英語」「デジタルリテラシー」「ビジネススキル」等を学ぶことができるe-learningを導入しています。

研修では“部門横断的な人のつながり・ふれあい”と“対話”を重視し、共に学び互いに支え合うネットワークの構築に繋げています。

階層別研修では、新入社員合同研修、入社3年目合同研修、新任係長研修、新任課長研修、評価者研修、執行役員研修等を設けています。
また選抜型・公募型の研修として、キャリア状況や世代別に応じて、ロジカルシンキング・問題解決、コーチング、クリティカルシンキングをベースとしたプログラムを実施しています。
さらに、グローバルビジネスに携わることを目指す若手社員を対象としたプログラムでは、異文化理解について学び、実際の業務について深く理解するために、グローバルで働く社員とコミュニケーション機会を設けています。
その他、海外赴任予定者を対象にした研修では1年間を通して赴任前準備を行い、赴任後に異文化環境に適応し、パフォーマンスを十分に発揮できるようにプログラムを提供しています。

能力開発研究所

大塚製薬には、徳島に「能力開発研究所」という研修施設があります。 ここには「巨大なトマトの木」「曲がった杉の木」「水に浮かぶ石」という3つのモニュメントが置かれています。これらは「発想の転換」をテーマとし、常に常識にとらわれず新しいことに挑戦する大塚のモノの考え方を具体的に表しています。新入社員は毎年この施設で研修を受けています。

人事部インタビュー制度

人事部インタビューアーが全社員と個別の面談を行う人事部インタビュー制度を実施し、自己申告制度と併せて社員の声を直接聞きフォローする体制を整えています。

人事インタビューの目的

1社内の職場環境の確認
ハラスメント問題や人の配置などを含め、事業部、部門の組織サポートを行い社員が安心して業務遂行し、社員の強みが活かされる職場作りを目指しています。
2キャリアプランの確認
ライフスタイルの多様化やグローバル人材が求められる中、自身のキャリアプランを表現することで自己確認を行い、研修、教育、異動など必要なサポートと適材適所を実現できる体制作りを目指しています。また、社員のキャリアプランを人事部が共有することで社員にとってより働き甲斐のある会社となることを目指しています。
3個人的な悩み相談
家庭環境を含めた個人的な悩みや相談を受けることで、より安心して業務に集中できる環境を目指しています。

自己申告制度

現在の職務状況、職場への意見や提案、キャリアプランの希望などを、人事部に申告できる制度です。社員のさらなる能力開発、適正配置、職場環境改善などを目的に、1回/年実施しています。

社内公募

会社が必要としているポストや職種の要件を社員にあらかじめ公開し、応募者の中から必要な人材を登用する仕組みです。応募要件を満たす社員は、公募している会社に直接応募でき、両者の希望があえば無条件で異動できます。また社員自らが主体的に自分のキャリアを構築できる社内FA(Free Agent)を導入。日本国内の大塚グループに勤務する社員に対しての公募制度であり、社員の能力やモチベーションの向上、グループ間の人材交流の活発化を目的としています。