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CSR2015年の取り組み

企業の安全衛生担当の方などから依頼を受けて、職場で行われる熱中症対策セミナーへの講師派遣や活動への協力、暑熱環境下にある職場での出張講座の実施などを行っています。また、中央労働災害防止協会や建設労働災害防止協会などの「熱中症予防ガイドブック」作成にも協力し、厚生労働省や環境省から発表された熱中症予防についての内容伝達と理解の促進に努めています。

株式会社ブリヂストン

分かりやすく楽しいセミナーをめざしました

ニュートラシューティカルズ事業部
東京支店 立川出張所 販売促進担当

岩田 麻由美

ブリヂストン東京工場での熱中症セミナー

今年はブリヂストン東京工場とテクニカルセンターで、19回の「熱中症対策セミナー」の講師を務めました。
講演の内容は、事前のヒアリングをもとに「熱中症の疑い例も含めた対処方法」や「初期段階での職長への報告」など具体的な対応方法と、睡眠、朝食、飲酒など日常生活の注意を喚起し予防につながる内容にしました。1回あたりの時間を増やし内容をより充実したものにすると同時に、話し方を工夫して分かりやすく楽しいセミナーになるよう心がけました。
何度もお伺いするうちにセミナーに参加された社員の方が声を掛けてくださるようになり、とても励まされました。
今後は、もっと現場を見て、体感して、みなさんの生の声を聞く機会を増やし、もう一歩踏み込んだ提案や講演ができるよう取り組んでいきたいと思います。

株式会社ブリヂストン
小平総務部長

石田 哲氏

株式会社ブリヂストン
東京工場 設備・安全推進課

田上 裕子氏

株式会社ブリヂストン
東京工場 総務・環境保全課

大塚 観氏

ブリヂストン東京工場では、熱中症対策の活動においてハードとソフト両面での強化を図っています。本年は、5月31日にポカリスエットやOS-1を、6月3日より梅干しを用意し、気温が上昇する前から熱中症に備えました。また、「熱中症対策セミナー」は昨年は6回の開催でしたが、業務の関係で、受講できない人がいたため全員が受講できるよう12回行うことにしました。
講義の内容も、発生の原因が理解でき、予防のための行動が実践しやすいものに進化・深化させています。たとえば、「なぜのどが渇いてからでは遅いのか?」という疑問を設定し、「その時点で、すでに1.2Lの水分が失われているから。」という回答を伝えることで、水分と塩分補給のタイミングの大切さを訴求しました。また、日頃の食事や健康管理についての情報も講義に加え、幅広い知識と具体的・効果的な予防方法を伝えています。
本年は従業員だけでなく、工場設備のメンテナンスを行う事業者の方々などを対象とした熱中症セミナーを行い、社内外問わず東京工場で働く方全員の意識を高めています。おかげで、熱中症の発生ゼロを継続しています。
また、今年は大塚製薬との共同企画で「元気に働くプロジェクト」を、熱中症予防対策を含め 4つのテーマで行っています。
今後大塚製薬には、引き続きセミナーを実施してもらう中で、現場の声を反映したより分かりやすい内容にさらに改善していただきたいと思います。

  • 体重60kgの場合を想定

日野自動車株式会社

現場で働く人が実感できる講習会の工夫

ニュートラシューティカルズ事業部
東京支店 立川出張所 販売促進担当

阿部 章則

日野自動車さんとの取り組みは、3年目を迎えました。昨年まで熱中症対策の講習会への参加は、管理監督者の希望者に限られていましたが、今年からは気温の高い現場で働くリーダーの方々にも参加していただくことになりました。
実際の現場には「水かお茶を飲めば安心」といった意識の方がまだ多くいらっしゃるようです。講習会では、ナトリウムと糖分の水分摂取における役割を理解いただくよう努めました。
また、現場のリーダーがスタッフ一人ひとりの顔を見て健康状態をチェックし、的確に注意を促すことができるよう講習会の内容を工夫しました。熱中症対策の基本的な知識に加え、昨年までの熱中症が発生した部門、年齢や経験年数などのデータ分析の結果を資料中に盛込み、現場に即した構成にしました。
これからも、熱中症の危機感と発生前の予防策をしっかりと伝え、発生「ゼロ」をめざします。「大塚製薬さんと組んでよかった!」と実感していただけるようがんばっていきます。(笑)

日野自動車株式会社
工場管理室 安全管理グループ長

高木 憲市氏

日野自動車では、2011年から「個人の意識を高める!」をテーマに、本格的な熱中症対策の取り組みを始めました。
その中で日野工場では2011年7月に、工場で働く約2,300名のうち410名の管理監督者を対象とした熱中症の基礎知識を伝える講習会の開催からスタートしました。今年2013年は、現場の作業する人にも枠を広げ、600名のリーダーを対象とした「熱中症予防講習会」を、時期を早めて暑くなり始めの5月から開催しました。
講習の内容は、発生メカニズム、症状の解説、発生時の対応など基礎知識に加え、工場内で熱中症になった人の年代、経験年数、部門などデータ分析から「どんな人が、どんな時になりやすいか!」という解説も加え、各部のリーダーが中心となって熱中症の予防と発生時の対応ができるようにバージョンアップを図りました。
工場内の現場には、冷蔵庫にポカリスエットと梅干しを備え、各部門のリーダーが定期的に水分と塩分を補給を呼びかける工夫や、自動販売機と売店では、ポカリスエット イオンウォーターなど機能性飲料が購入しやすいように、環境整備も心がけています。

また、WBGT※1が高くなりそうな場合は、部門のリーダーに「予防メール」を送り、実際に注意すべき温度に達した場合には、工場内の放送で警戒を呼び掛けています。その他、工場内に「熱中症『ゼロ』を目指す親心のこえかけ※2」のぼりを65本ほど掲げ、注意喚起を促しています。
大塚製薬には、取り組みの当初から講習会講師の派遣やツールを提供していただいていますが、本年はいつでも水分と塩分の補給ができるようにと1Lスクイズボトル配布にも協力いただきました。今後は、熱中症対策の実例の中から、日野自動車の参考となる統計的なデータや取り組みのヒントをいただくなど、さらに深いサポートを期待しています。

  1. 1WBGT : 湿球黒球温度。人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算する
  2. 2「こ」こまめに水分、「え」笑顔で朝食、「か」快眠、「け」健康づくり

トヨタ自動車株式会社

「熱中症者ゼロプロジェクト」3ヶ年の報告

ニュートラシューティカルズ事業部
名古屋支店

トヨタ自動車 下山工場でのミニ講話

名古屋支店では、トヨタ自動車の熱中症者「ゼロ」をめざして、2010年より3 ヶ年計画で、トヨタ自動車、トヨタ生活共同組合、大塚食品(自販機環境整備での協力)、大塚製薬の4社で合同プロジェクトを立ち上げて取り組んできました。
取り組みを、

  1. 1知識教育(大塚製薬)
  2. 2啓発活動(トヨタ自動車)
  3. 3環境整備(トヨタ生活共同組合と大塚食品)

の3つの柱に分けて担当分担し、定期ミーティングによって施策の進捗確認や課題の抽出を行うなど、全社一丸となって取り組みました。

トヨタ自動車 元町工場でのミニ講話

また毎年、前年度の成果と課題をもとに、

  1. 1しつこく継続していくこと
  2. 2改善して進めていくこと
  3. 3新しく取り組んでいくこと

の3つの視点で施策を作成し、知識教育についても、この内容を熱中症未然防止講習会(熱中症ミニ講話)に織り込んで、3年間で201職場、12,108名の従業員のみなさまに対して実施しました。
2013年、プロジェクトとしては終了しましたが、熱中症と診断された方の多くは「水分・塩分補給」の問題だけでなく、「睡眠不足、朝食の欠食、飲酒、生活習慣病など」も大きく関係していることや、熱中症と診断されないまでも「夏場の体調不良」を訴える方が多く発生していることから、本年度からは新たに「熱中症予防も毎日の体調管理が重要」という視点で、「熱中症ミニ講話」の内容を更新し、加えて「健康ミニ講話」も積極的に実施しながら、引き続きトヨタ自動車従業員のみなさまの健康づくりを総合的に応援する教育を実施しています。

トヨタ自動車株式会社
安全健康推進部健康改善室 健康づくり活動推進グループ

竹下 孝司氏

トヨタ自動車では、熱中症の未然防止のために、「作業環境改善面」と「予防意識面」の両面から対策を実施しています。「作業環境改善面」についてはWBGTを指標とした計画的な温熱対策により、従業員に配慮した職場環境整備を行ってきました。また、「予防意識面」については、啓発・知識教育・環境整備(売店など)を中心に、日々の体調管理のための周知活動を行ってきました。
特に注意が必要な夏季期間中では、2010年から、大塚製薬、トヨタ生活協同組合のご協力もいただき、「熱中症者ゼロ」に向けた取り組みを実施しています。
啓発・知識教育の面では、直接、現場に足を運ぶ、出前スタイルの「熱中症ミニ講話」の講師を担当していただき、弊社従業員に熱中症に対する正しい知識を伝えていただいております。
環境整備については、社内売店内に熱中症コーナーを設置し、熱中症予防グッズ(飲料・飴など)の販売などを実施しています。
このような取り組みを始めて4年目、「熱中症ミニ講話」を希望する声が多数あり、従業員への浸透度も上がり関心が高まりました。熱中症対策は一過性のものでなく、普段の健康管理にも繋がる大事な取り組みと感じています。「熱中症者ゼロ」に向け、これからもぜひ大塚製薬のお知恵とお力をお貸しいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

日本通運株式会社 福山支店

身近な話題やエビデンスで理解度アップを!!

ニュートラシューティカルズ事業部
広島支店 広島営業所 営業二課

大野 高裕

2014年、製鉄所で運送関連の業務を行う日本通運福山支店のスタッフ合計350名を対象とした熱中症対策セミナーの講師を務めました。

同事業所には、大塚製薬 広島支店として、これまで5年間にわたり協力をさせていただいていますが、日本通運福山支店ではスタッフ全員に熱中症対策教育を行うだけでなく、現場での熱中症予防対策を細かく綿密に計画し実施されています。 さらに、最近は社内で熱中症対策に関するアイデア募集を行い、自主的な予防対策を実行するなど、新しい試みにも積極的に取り組まれています。

自身としては、毎年、社内の勉強会や社外の講習会などで基本的なセミナーの構成を学びますが、これに、広島県の気温と湿度の変化データや受講される方が興味を持たれているトレンド情報などを盛り込み、すぐ近くにある切実な問題として感じていただけるよう資料を工夫。気化熱や汗の成分とポカリスエットの成分を分かりやすく数値データ化しエビデンスとして解説し、熱中症の発生原因と予防対策を具体的に理解していただくためのアレンジもしています。

なお、社員の方が職場で熱中症になることと、家族が熱中症になることは同様に深刻な問題です。製鉄所内での熱中症発生“ ゼロ” はもちろん、家族の方が熱中症にならないように情報の伝播も重要だと考えています。

今後は、セミナーを受講した方が「熱中症の原因や症状、予防方法と対処の方法」をご家族にも分かりやすく伝えられるよう、セミナーの内容と構成、表現の方法にも工夫を重ねていきたいと思います。

そして、何よりもこのセミナーを通じて、信頼関係がさらに深まるようしっかり取り組んでまいります。

自職場から熱中症者を出さない

日本通運株式会社 福山支店
安全衛生室 室長

船本 洋

日本通運福山支店では、製鉄所敷地内で約400人が24時間体制で業務に従事しています。熱中症については、“管理監督者がその恐ろしさを理解していなければ防ぐことができず、また作業者が〝俺は大丈夫、関係ない〟という気持ちを持っていてはやはり予防が不可能” との考えに基づき、毎年特に夏季に力を集中するかたちでさまざまな対策を展開しています。

最初にスタートさせる施策は『熱中症予防教育』です。先ずは、4月に新入社員を対象に行う安全教育の中で保健指導員による熱中症予防教育を実施、次いで5月の連休後に管理監督者と作業員全員を対象に大塚製薬の方を講師とする熱中症予防教育を複数回実施しています。

ポカリスエットを入れた大型ジャグ

続いて実行に移すのは、身体的な『熱中症予防対策』です。6月に入ると各職場の詰め所に大型の“ジャグ”を設置し、ポカリスエットを入れます。そして現場に出る前のコップ1杯の給水と、水筒利用による各現場への水分持ち込みを徹底させます。あわせて、各現場に温度計と湿度計を持ち込ませて10時、13時、16時の計3回、管理監督者に現場の温度と湿度を報告させます。管理監督者は、その報告内容と各作業現場に掲示されている「連続稼働可能時間早見表」とを照らし合わせ、その結果、熱中症予防のため作業を中断するかどうかを適切に判断するようにしています。
また、作業前の小グループミーティング用に各現場に設置してあるエアコンと冷蔵庫完備の「待機ボックス」を、夏場には熱中症対策の休憩場所として利用するようにもしています。ボックス内には塩分補給のための“塩アメ”や身体をクールダウンさせるための“氷菓子”、体調が悪くなった人向けの“オーエスワン”を常備。また、掲示板も設置してボックスの利用者に1時間単位の温度・湿度および休憩実績を記録するよう指導もしています。

冷蔵庫常備のオーエスワン

わたしたち管理監督者が最も気を配っているのは、一人ひとりの体調の把握です。睡眠時間や出社前の食事の有無を出社時に記録表に記入させ、始業前にはフェースチェックを実施しています。それにより体調不良者をラインから外し、また、作業者に勤務中の水分補給量や排尿の回数などをチェック表に記入させて体調不良者には勤務途中でも配置替えなどを行うようにもしています。加えて6月から9月末までの間、始業時の全体ミーティングでは全員に水分補給を必ず指示するなど“自職場から熱中症者を出さない”という強い信念で、一人ひとりの健康状態の把握と熱中症予防に努めています。今後も大塚製薬にご協力いただきき、熱中症対策に日々努力していきます。