サステナビリティ

アンメット・ニーズ解決への貢献

研究開発におけるイノベーションへの取り組み

大塚製薬は、その時代において望まれる健康上のニーズを疾病の予防から診断・治療まで一連の流れの中で捉えるとともに、革新的な製品とトータルヘルスケアサービスを提供することで、“なくてはならない企業”を目指しています。

製薬業界では遺伝子工学や分子生物学が著しく発展し、新しい創薬技術が台頭してきました。従来の低分子創薬だけではなく、抗体医薬やがん免疫療法など、これまで治療が難しかった病気に対する創薬の手法が増えるモダリティ(治療手段)多様化時代を迎えています。大塚製薬は、日本だけではなく、米国、英国、中国の4つの拠点でグローバルな創薬研究を実施しているほか、最先端の研究技術を有するアカデミア、バイオベンチャーとのネットワーク構築や研究支援などを通じ、イノベーションを生み出すための自社創薬基盤の強化を進めています。それぞれの専門知識や最新の技術を共有し、多様性を認めながら最先端の研究開発を進めることで、継続したイノベーションで革新的な新薬を創出してまいります。

患者さんの治療アクセス改善に向けた取り組み

白血病治療薬「アイクルシグ」のアクセス拡大の取り組み

大塚製薬は、Otsuka Global Patient Access Support Policyを制定し患者の治療アクセス改善をすすめています。2019年からアジアの国・地域において白血病治療薬アイクルシグ錠を用いたOtsuka Patient Assistance Program (OPAP) を実施しています。OPAPは、保険償還が不十分な場合あるいは経済的な理由で治療費を支払えない患者さんに対して薬剤提供等による経済的支援を行い、医療へのアクセス及び治療成績を改善する目的で実施しています。

治験薬へのアクセスの拡大

既存の治療法では十分な有効性を望めず、また、患者さんの状態が治験に参加するための基準の対象外となるために、治療選択肢となりうる治験薬の投与を受けることもできないような患者さんがいます。このような場合、Otsuka Pharmaceutical Development & Commercialization, Inc.(OPDC)では治験薬への患者さんのアクセスを可能にしています。Compassionate Useとしても知られるこの方法は、臨床試験での使用以外で、FDAによって承認されていない治験薬を患者さんに提供するものです。OPDCでは、他に有効な治療法がない患者さんを治療している医師からの 「Expanded Access」への要望を受け入れています。

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