ドライアイ治療の進化

ドライアイの目薬は、「粘膜にはたらくタイプ」 と「涙にはたらくタイプ」 に分かれます。

まばたきによる摩擦(ゴロゴロ/痛い)【目の粘膜にはたらく目薬】粘膜の異常を改善する目薬 涙が安定しない(乾く/見えにくい)【涙にはたらく目薬】人工涙液の目薬・ヒアルロン酸の目薬・水分の分泌を促す目薬・ムチンを増やす目薬

いままでのドライアイ治療は、「涙にはたらくタイプ」の目薬しかなかったため、これらの目薬による治療が行われてきました。症状が改善しない場合に、涙点プラグ*1が使用されていました。また、目薬以外の方法として、マイボーム腺の機能を改善する処置*2がありました。

※1 涙点プラグ:涙は通常、目から鼻に流れていきますが、その入り口(涙点)をプラグで塞ぐことで、涙を目に留まらせる処置
※2 マイボーム腺:まぶたの裏にある、涙の蒸発を防ぐ脂を出す皮脂腺のこと。
機能改善の処置として、 アイシャンプー、ホットアイマスクなどがある

  • 涙点プラグ涙点プラグ
  • アイシャンプーアイシャンプー
  • ホットアイマスクホットアイマスク

最近、眼科で処方できる目薬として「粘膜にはたらくタイプ」が加わり、 涙で目を潤すだけでなく、粘膜の改善まで期待できるようになりました。 症状によって適切な治療方法は異なりますので、眼科医に一番困っている 症状を伝えて、最適な治療を受けましょう。

コラム 目薬の容器コラム 目薬の容器

容器には2種類あります。 それぞれの特徴を知って、 目薬を使いましょう。

ボトル(複数回使用できます)ボトル(複数回使用できます)ユニットドーズ(防腐剤を使っていない使いきりタイプで衛生的)ユニットドーズ(防腐剤を使っていない使いきりタイプで衛生的)

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