肝臓は、外界の恵みを取りこむ入り口

■食べたものは肝臓から体に入る
「腹も身の内」という言葉は、食べすぎをいましめるときによく使われます。
視点を変えてみますと、胃や腸は、体内にあっても「身(からだ)の外」とも考えられる食べ物の通り道にすぎません。
食べたものは胃や腸で消化液によって吸収されやすい成分の形に変えられ、腸壁から門脈を通り、肝臓に送られます。そして肝臓の代謝によって、はじめて体に役立つ栄養に加工されます。
肝臓で作られた栄養素は、体循環という心臓のポンプ作用によってながれている動脈に乗り、体の各部分に運ばれて各臓器の細胞で利用されます。
体に不要なものや肝臓で作られた消化を助ける胆汁酸などの成分は、胆汁として腸へ戻ります。
■腸肝循環は地球と細胞をつなぐ
体に必要な物質を体内にとりこみ、体に不要な物質を体外に捨てる。この腸と肝臓の間の流れを腸肝循環と呼びます。 腸の中の老廃物は便となり、他の生物に利用されるので、 腸肝循環は外界と内界をつなぐ大切な環といえます。

※1日に摂取する蛋白質やエネルギーについては、医師、薬剤師、栄養士にご相談ください。
2008年10月 END3208J01


