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心不全を知って、予防・治療しよう心不全をくり返さないための治療は?

適切な治療を行なえば、再発を防げる可能性が高くなる

心不全を発症しても、適切な治療によって一旦症状は良くなりますが、心不全そのものが完全に治ることはなく、だんだんと進行することで悪化します。
入院後、安静にすることや治療の基準を示した『急性・慢性心不全診療ガイドライン』に基づいた適切な治療を行うことで、症状が良くなり、再発を防げる可能性があります。

心臓リハビリテーションと心不全チームメンバー

急に症状が悪化すること(急性増悪[きゅうせいぞうあく])を予防し、入院の回数を減らすこと、そして症状が悪化した時(増悪時[ぞうあくじ])のキズを浅くする治療が重要になります。
さらに薬物療法と並行して、心臓リハビリテーションが開始されます。患者さんがよりよい生活を送るために、医師、看護師、薬剤師などの多職種スタッフで構成される心不全チームによる治療を行っている医療機関も増えてきています。

心不全チームメンバー

申し送りミーティングの様子を見てみましょう

  • 撮影協力:日本医科大学武蔵小杉病院

急性・慢性心不全診療ガイドラインで推奨されている薬剤

心臓を楽にする薬

血管拡張薬 末梢の血管を拡張します。
(通常、狭心症や心筋梗塞の治療に用いられます。)

心臓を力づける薬

強心薬 心臓の収縮力を強くします。
(通常、急性循環不全の治療に用いられます。)
ジギタリス製剤 心臓の収縮を強め、速くなり過ぎた心拍を調節します。
(心房細動や頻脈などの治療にも用いられます。)

心臓を守る薬

ACE阻害薬、ARB 血管の抵抗を弱め、心臓の負担を軽くします。
(通常、高血圧の治療に用いられます。)
アルドステロン拮抗薬 心筋の障害や心臓の拡大を予防する効果があります。
(高血圧や原発性アルドステロン症などの治療にも用いられます。)

心臓を休める薬

β遮断薬 無理をし過ぎている心臓を休める効果があります。
(狭心症や頻脈性心房細動などの治療にも用いられます。)

むくみを取る薬

利尿薬 からだの余分な水分を排出し、むくみを改善します。
(高血圧や尿路結石排出促進などの治療にも用いられます。)

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションは、早期離床、運動耐容能の向上によるQOLの改善、心不全の重症化や再入院を予防することを目的に行います。主に、ベッド上、病棟内、リハビリ室で行うものに分かれます。

ベッド上では、ゴムチューブやボールを用いたり、ベッドサイドでつま先立ち運動を行います。
急性心不全治療静注薬が減量されれば、病棟内での立位、歩行が検討されます。リハビリテーション室では、本格的に自転車エルゴメーターなどの運動療法を行います。

いずれのリハビリテーションも、医師やメディカルスタッフの指示のもと、行うことが重要です。