肝硬変の栄養療法の考えかた

肝臓食レシピ

監修:佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター 特任助教 原 なぎさ 先生(管理栄養士)

肝臓病には「高カロリー高たんぱくの食事療法を主流に」というのは昔の話で、適量カロリー、適量たんぱく、脂肪分控えめのバランスのとれた食事を朝・昼・夕3食規則正しく摂ることが基本です。
さらに、必要に応じて塩分を控えたり、夜食を摂ったりと、病期や病態によって対応が大きく異なるため、今の肝臓病の状態を悪化させないためにも、定期受診とともに栄養指導を継続的に受けることをオススメします。

本掲載レシピは、何十年と患者さんに継続的に栄養指導を行ってきた栄養士たちが生み出した肝臓病治療食レシピで、どなたでも簡単に美味しく作れるような工夫が詰まっています。
1品、2品、普段の食事に組み入れたり置き換えたり、もちろんご家族も一緒に、楽しい食事療法を続けていただければ幸いです。

  • 1日に摂取する蛋白質やエネルギーについては、医師、薬剤師、栄養士にご相談ください。