「はらすまダイエット」の原則は、「無理なことはやらない。がんばらない、けれども簡単にはあきらめない。」ということです。(表1参照)
ちなみに「はらすま」とは、Hitachi Associates Life StyleModification & Actionを略したもの「HALSMA」です。日立(Hitachi)の仲間(Associates)が集まって、内臓脂肪を撃退するために、これまでの習慣(Life Style)を見直し(Modification)、実際に行動(Action)を起こそうというものです。
また、メタボリックシンドロームの方の腹をスマートにすることを目標としているため、「はらすま」とも呼んでいますが、スマート(SMART)は細いという意味ではなく、本来は賢いという意味です。
「はらすまダイエット」をひと言で説明すると、「できるだけ『具体的』(Specific)な『数字』(Measurable)にして、『行動』(Aciton-oriented)に向かえるように、目標は『現実的』(Realistic)であり『時間』(Time-bound)を区切る」と賢く減量できるダイエットです。
忙しく働く人にとっての減量作戦は、最小限の工夫で最大効果を上げたいところですが、実際には解決策に画一的なものなど存在しません。個人でいちばんフィットする作戦を編み出すほかありません。メタボリックシンドロームと診断されたからといって、歯をくいしばって1か月で5 kg減量するのではなく、日常のわずかな工夫が、体重の減量に反映することを、90日という余裕の期間で体験してください。安全で確実、効果の高い、無理のない、賢い内臓脂肪撃退作戦を練っていきましょう。
「はらすまダイエット」は、1日50~100gという減量を90日間続けて、体重の5%減量をめざします。働く人になじみの深いPDCAサイクルを用いてみるとその仕組みがわかりやすくなります。1日300 kcalというわずかな努力ですが、続けることで必ず目標に到達できることが理解できます。何より無理をしないことが、安全で確実な方法です。
| PLAN (計画) |
体重の5%減量を目標 1日50~100g減量 (50gの脂肪は、350kcalの算段でなんとか消滅できる理屈)
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|---|---|
| DO (実行) |
100kcal単位生活習慣カードを使って、できそうな行動を選択する。
(よく噛んで、いつもより長い食事時間を意識する。) |
| CHECK (検証) |
原則1日2回50~100g表示の体脂肪計で体重測定・記録 10日ごとに朝測定した体重などをメールなどで担当まで報告 |
| ASSESSMENT (改善) |
10日おきに短期目標チェック 次の短期目標に進むか、現在の目標達成まであと10日がんばるか。
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「はらすまダイエット」のポイントは、以下の8つです。








例えば、現在体重80 kgの人の場合、5%の4 kgを90日かけて、ゆっくりと減量していきます。4,000 g(4 kg)÷90日=44 gで、1日44 gの減量です。しかし、脂肪44 gを減らすには、300 kcalの運動を行うか、300 kcalの食事の量を減らす必要があります。300 kcal消費するのに、散歩だと1時間半かかります。忙しい人には負荷が大きすぎます。そこで100 kcalと小分けにして考えてみます。100 kcalだと30分の散歩となり、現実的な目標になります。ちなみに階段15分昇降でも100 kcalです。食事や間食では、ふつうの茶碗でのごはんが100 kcal、缶コーヒー2本で100 kcalです。
無理のない範囲で、歩いたり、間食を減らしたりして、日々の体重をグラフに記録すると、わずかずつではあっても右肩下がりになります。これを日々確認することで減量のモチベーションが維持されます。


