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第3回 妊娠中、摂りすぎてはいけない栄養素はありますか?

第3回 妊娠中、摂りすぎてはいけない栄養素はありますか?答え
サプリメントで摂る場合は、ビタミンAに気をつけて。
妊婦さんが積極的に摂りたいものとしてビタミンミネラルがあります。カルシウム葉酸などは、充分すぎるくらい摂っても大丈夫ですよ。

気をつけたいものとしてはビタミンA。脂溶性ビタミンと言って、油に溶ける性質を持っているので、排出されにくく大量に摂ると余った分が体内に蓄えられてしまうんです。妊娠初期に摂りすぎると、生まれてくる赤ちゃんに奇形が起きるリスクが高いとも言われます。

ビタミンAには、動物性食品に含まれる「レチノール」と、野菜など植物性食品に含まれている「ベータカロチン」の2つがあります。緑黄色野菜に多く含まれる「ベータカロチン」は、体内で必要な分だけがビタミンAに変化するので、過剰症を引き起こすことはないと思います。大量に摂って問題になるのは「レチノール」のほうで、毎日長期にわたって摂り続けるのはよくありません。でも、摂取量の上限を見ると、3000μg (10,000IU)となっていますね。これだけの量を「レチノール」として摂るのは、レバーやうなぎを毎日たくさん食べ続けるということ。普通の食生活をしているなら大丈夫ですよね。サプリメントで摂る場合、ビタミンAはマルチビタミンなどに含まれていますが、容量を守って飲むように心がけてくださいね。

女性の画像それと、妊婦さんからはよく便秘の相談を受けます。先日もアンケートをとったんですが、便秘解消のためにセンナ、オオバコ、オリゴ糖などをたくさん摂る人もいました。でも、便通があまりに促進され過ぎちゃうと、今度は子宮収縮を誘発することもあるんですね。もしかすると切迫早産、切迫流産の危険性も出てくるかもしれないので、注意が必要だと思います。「摂りすぎると下痢することがあります」と、注意書きに書いてあることが多いので、これらはとくに慎重に。

漢方で言えば、妊婦さんには良くないと言われてるものにハトムギがあります。ハトムギは新陳代謝をよくしてお肌をキレイにする成分ということで、ニキビとか吹き出物とかむくみに効く、または関節痛とかに効果があると言われます。けれど、下痢が問題になることもあるようです。漢方の本を見るとハトムギの他、ダイオウ、ボウショウ、ボタンピ、トウニン…この辺は大量に摂ると、流産や早産の危険性も高まると書いてある。結局便通をよくしすぎると、子宮の収縮を誘発するということですが、あまりにも多量に摂って、下痢したりしなければ大丈夫ですよ。

サプリメントは薬ではないので、未だにデータが揃っていないものもあります。学会でも見解が変わってきたり、データが変わってきたりします。今は薬剤師さんなどでも「サプリメントアドバイザー」と呼ばれる資格を持った人がいるので、ぜひ意見を聞いてみてはいかがですか?