
連日のように強い日差しが照りつけた今年の夏。当然のごとく紫外線量も多く、“うっかり日焼け”をしてしまった人も多かったのではないでしょうか。また、常に日傘を差していたから大丈夫、と思っている方でも、アスファルトに反射した紫外線や四方八方に広がりながら地表に届く「散乱光」などの影響を完璧に避けることは難しいといわざるをえません。
誰しもが、夏の間に多かれ少なかれ、紫外線によるダメージを受けている。そんな心構えがあるだけで、これからの季節のケアに差がでてくるはずです。なぜ、こんな言い方をするのかといえば、お肌にシミを残さないためには、秋以降のケアがとっても大切だから。
実は、夏の間に受けた肌ダメージが肌状態となってあらわれてくるのは、これからの季節なのです。
冬は肌が乾燥して、夏になると皮脂分泌が過剰になるなど、お肌の状態は季節によって変化しているかのように見えます。しかし、実際は、冬の間に受けたダメージは春に、春に受けたダメージは夏に、といったように、季節を後追いするように肌は変化していっているのです。
つまり、夏の間に浴びた紫外線によって受けたダメージが肌に残るかどうかは、秋からのケアにかかっているわけです。
具体的な症状として気になるのは、紫外線への防御反応としてつくられたメラニンがシミとなって残ること、ではないでしょうか。仮に、メラニンがたくさんつくられたとしても、ターンオーバーがスムーズに行われていれば、やがて古い角質とともに排出され、シミとなって残ることはありません。とすると、肌のターンオーバーを促してあげるようなケアが、秋のスキンケアの基本になりそうです。
さらに、正常なターンオーバーへと導く生活習慣を身につけることは、今の素肌だけではなく、5年後、10年後の若々しい肌のためにも大切なこと。よくいわれることばかりではありますが、何ごとも基本が肝心なのです。
【正常なターンオーバーへと導く生活習慣】
・年間を通じたUVケアを心がける
・代謝を妨げる原因となる、タバコは吸わない
・肌のサビつきの原因となる活性酸素を抑える「抗酸化物質」を多く含む、野菜・果物を積極的に摂る。
・活性酸素を増やす原因となるストレスを溜め込まない。
・成長ホルモンの分泌が盛んになる夜10時~2時に、なるべく多く睡眠時間がとれるような生活スタイルを心がける。
お肌にとって厳しい環境の冬を迎える前に、規則正しい生活とターンオーバーを促す集中ケアで、夏の肌ダメージを秋のうちに解消しましょう!
参考 『スキンケア基本事典』吉木伸子著
記事一覧
- vol.01:メラニンとの賢い付き合い方
- vol.02:肌に備わっている紫外線をはねかえす仕組みとは?
- vol.02:正常なターンオーバーで紫外線のバリア機能を取り戻そう
- vol.03:冬の肌トラブルを知って春までに問題解決!
- vol.03:冬の間に起こりやすい肌トラブル
- vol.04:後悔先に立たず。生活紫外線対策はしっかりと
- vol.05:夏のダメージを最小限におさえる秋の基本のケアとは?

