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ビタミンQ&A ビタミン全般について、よくあるご質問とその回答を一部公開中です。

ビタミン総合

質問

各種ビタミンの性質(熱、光、調理などの影響)ついて教えてください。

回答

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質問

ビタミンを摂取するにあたり、錠剤タイプのものと液状タイプのもの(ドリンク)では、効果にどんな違いがありますか?

回答

錠剤タイプでも液状タイプでも、同じ成分で同じ量含まれていれば、その効果は基本的には同じです。しかし、効き方に多少の違いがみられます。

一般に、液状タイプは速く吸収されて速くさめるという特徴を持っており、錠剤タイプはゆっくり吸収されて長く効くという特徴を持っています。簡単に言えば、液状タイプは即効型、錠剤タイプは持続型ともいえるでしょう。

基本である食事のバランスを良くすることに加えて、ビタミン剤も賢く利用しましょう。日常的に比較的安価な錠剤タイプを摂取し、リフレッシュもかねて液状タイプを飲用するのも一つの方法です。またどういう形で摂取しても、許容上限摂取量の範囲内で、多めのビタミン摂取をお勧めします。

(参考:糸川嘉則著「最新ビタミン学」フットワーク出版 他)

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質問

ビタミン(サプリメントも含む)の腸管からの吸収率は何%ですか?

回答

ビタミンの吸収率に及ぼす因子は非常に多く、一概に何%吸収されるとする統一見解は見当たりません。各ビタミン吸収率に及ぼす因子として、以下が挙げられています。

  1. 摂取するビタミン量:ビタミンの吸収率は、摂取ビタミン量が少ないほど吸収率が高くなる傾向にあります。
  2. ビタミンと同時に摂取する食事の有無:脂溶性ビタミンは、他の脂質と同時に摂取した方が単独で摂取するよりも吸収が良くなります。
  3. 体内のビタミン状態:摂取する方の体内のビタミン栄養状態が悪ければ吸収率は高くなる傾向にありますし、一方で加齢に伴い栄養素の吸収率は全般的に低下します。

(参考:ビタミンハンドブック)

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質問

医薬品と食品のビタミンの違いを教えて下さい。

回答

医薬品と食品のビタミンの違いについての質問は多く寄せられています。 日本では、もともと錠剤やカプセルの形をしたビタミンは医薬品として取り扱われていましたが、近年の規制緩和で、食品での取り扱いができるようになりました。現在も規制緩和の過渡期であり、まだまだややこしい部分が多いのですが、なるべく簡単な形にまとめると、次のようなことになります。

成分 医薬品の方が、効果の高い成分が含まれているのではないか、と考える方が多いようですが、医薬品と食品では成分が同じ場合も多々あります。
ビタミンには天然から抽出したもの(以下天然物)、天然に存在する化合物と同じものを化学合成したもの(以下合成品)、天然に存在する化合物に側鎖などをつけた誘導体があります。
天然物と化学合成品は、構造が同じなので、ほとんどの場合生理活性は同じです(※ビタミンEは例外。下記参照)。誘導体は、吸収を良くしたり、毒性を少なくするなどの目的で、製薬メーカーが医薬品として開発した物です。食品由来のビタミンと比べて、使用経験が浅く、副作用についての情報が限られている事もあり医薬品としてのみ添加が許可されています。誘導体を使用した商品では、ラベルに○○誘導体と記載されている場合が多いので、ラベルをよく見比べて下さい。
従って、誘導体は医薬品としてのみの取り扱いとなりますが、一般に、天然物と化学合成品は、一部のビタミンを除き、医薬品としても食品としても取り扱うことができます。つまり、天然物と化学合成品の場合は、医薬品と食品で成分の違いはないことになります。
含量 医薬品の方が含量が多いと考えられがちですが、ビタミンA、B1、B2、C、D、E及びナイアシンは、食品として販売する場合でも特に含量の上限値は決められていませんので、食品でも医薬品と同等の量が含まれている場合があります。
但し、医薬品は病気の時に薬理効果を期待して服用量を設定しますので、1日の服用量が日本人の食事摂取基準(2005年版)の毎日とりつづけても安全な量(上限量)を上回る場合もあります。
法規制 医薬品のビタミンは、薬事法で定められた成分含有量などの基準をクリアしたもので、効能効果をうたうことができます。処方箋が必要な医療用医薬品と、薬局で販売可能なOTC薬があります。いずれもスーパーなどでの販売はできません。しかし、先頃の規制緩和により成分、効能および効果を限定して新医薬部外品が生まれ、スーパーなどでの販売も可能になりました。
一方、食品として取り扱えるビタミンは、食品衛生法で食品添加物として認められているものに限られています。効能効果・1日の服用量等はうたうことができません。スーパー等での販売も可能です。

成分・含量はラベルを良く見比べると、賢い選択ができるでしょう。

※ビタミンEの場合は、医薬品では天然と合成どちらも使用は許可されていますが、食品では、栄養強化の目的であれば、天然のみの使用が認められております。最近の研究により天然と合成では生体内の利用性が1:0.5程度とされていますので、ビタミンEについては天然のd-α-トコフェロール(合成はdl -○○と表示されています)の方が、生体内での利用性が高いということです。ちなみに、弊社の「ネイチャーメイド」ビタミンEは、天然のd-α-トコフェロールを使用しています。

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質問

脂質代謝に関連性のあるビタミン類についても教えて下さい。

回答

脂質代謝に関連のあるビタミンとしてはビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸が挙げられます。これらのビタミンは脂質代謝に必要な酵素の補酵素となりますので、不足すると代謝が阻害される可能性があります。特にビタミンB2は、脂肪酸が分解され、エネルギーとして使われる反応の最初のステップに必要です。

したがって、ビタミンB2が足りないと、脂肪酸の分解が進まないことになります。脂肪酸の代謝には、数種類のビタミンが関わっていますが、中でもビタミンB2だけが「脂質代謝のビタミン」などと呼ばれるのは、そのためです。また、糖質代謝となると上記に加え、B1も関与してきます。

脂質代謝を盛んにしたい方は、運動や食事に加えて、ビタミンB群を多目に補給する事も大切です。

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質問

皮膚や粘膜に関係あるビタミンの種類とそれぞれの働きについて教えて下さい。

回答

ビタミン類は全身のさまざまな代謝に関与するので、その不足は欠乏症として現れますが、多くの場合は皮膚や粘膜の変化として現れます。皮膚や粘膜とビタミンとの関連として、次のような例があります。

ビタミンA ビタミンAが不足すると乾性肌に傾きやすくなります。その理由は、汗腺や皮脂の機能が低下して皮脂膜が減少したり、角化が不完全になり角質の保湿能が低下するためと考えられています。ビタミンAが不足すると皮膚の細菌感染症を起こしやすくなり、結果的に皮膚や粘膜の状態を悪化させることがあります。
ビタミンB2 ビタミンB2は体全体、血管、特に皮膚の毛細血管を丈夫にして血液循環をよくします。不足すると口唇炎や口角炎が起こることがよく知られています。ビタミンB2不足では毛細血管が拡張し、透過性が高くなることから、外部からの刺激を受けやすくなっており、日光に対しても過敏になります。
ナイアシン ビタミンB6が不足すると皮膚症状として、湿疹、脂漏性皮膚炎、口角炎、舌炎等の臨床症状が現れることから、皮膚に必要なビタミンと考えられています。
しかしながら、これら臨床症状が生ずる機構については、いまだ多くが不明とされています。
ビタミンA ナイアシンが不足すると「ペラグラ」と呼ばれる皮膚炎が起こります。ペラグラの発症メカニズムには不明な点が多く残されていますが、皮膚が日光に対し過敏に反応し発症すると考えられています。
ビタミンC ビタミンCは体のタンパク質の約1/3を占めるコラーゲンの生成に必要です。
コラーゲンは結合組織の主成分として細胞と細胞をつなぎ合わせ、皮膚を含め組織や臓器を形作ります。従ってその不足は「壊血病」として皮膚や粘膜からの出血として現れます。

栄養機能食品の場合、「皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です」という栄養機能表示が認められている栄養素は、ビタミンA、βカロチン、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、亜鉛があります。

(参考 「ビタミンの事典」日本ビタミン学会編ほか)

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質問

妊婦にとって必要なビタミン又は妊婦が摂ってはいけないビタミンを教えて下さい。

回答

ビタミンはどのライフステージにも必要不可欠なものですが、日本人の食事摂取基準(2005年版)によると、妊婦では、ビタミンA、D、葉酸、鉄などが妊娠していない女性に比べて、さらに上乗せされているのが分かります。

ビタミンD、カルシウムなどは骨形成に必要で、葉酸は細胞の発育を保つ働きを持ち、特に妊娠4週間前から妊娠12週まで毎日葉酸を400μg摂取すると神経管閉鎖障害の発生率を下げることが知られています。

一方、妊婦が摂ってはいけないビタミンはありませんが、摂取量が多すぎると問題となるビタミンがあります。

妊婦特有の毒性が報告されているのはビタミンAで、21,677IU(6,500μg)を毎日長期間摂取した場合に胎児奇形がみられたという報告があります。この量はうなぎ約2匹分です。

アメリカCRNは、10000IU(3,000μg)以下では副作用が出ない、と発表していますが、日本では安全性を高く見積もり、ほとんどすべての人において健康上悪影響を及ぼす危険のない量として5000IU(1,500μg)と定めています。成長に欠かせない大切なビタミンなので、ビタミンAの一部は過剰摂取の心配がないβ-カロテンとして摂取すると良いでしょう。

最後に妊娠中は味覚が変化したり、つわりによる食事摂取量低下などから、栄養状態が悪化する場合があります。3度の食事をバランスよく取ることが最も大切ですが、不足しがちな栄養素をサプリメントで補い、結果的に栄養バランスをよくする事も一つの方法です。

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質問

サプリメントではなく、食物から必要なビタミン類を、摂取出来ないのでしょうか。

回答

ヒトは生体内で、栄養素から必要な物質に変換することはできても、栄養素を自ら作りだすことができません。従って毎日水分や栄養分などを補給しています。サプリメントは食品成分のみを補給している点、剤型である点、味覚的満足感が得られない点など違いはありますが、栄養素を補給しているという意味では同じです。厚生労働省が提唱している「食生活は、主食・主菜・副菜を基本」に、食事のバランスを整えるようにしましょう。

しかし例えば減量中等に通常の食物のみで全てのビタミンを不足なく摂取することや、たばこを吸うからビタミンCを多めに摂りたい時など、食物からの摂取は極めて難しく、この点サプリメントとしてビタミンを摂取することは有益と考えられます。

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質問

サプリメントを毎日とることで食物からの吸収は悪くなりませんか?。

回答

食物からのビタミンもサプリメントからのビタミンも基本的には生体内で同じように吸収・代謝を受けますので、サプリメントを摂取する事で食物由来のビタミンの利用が悪くなる事はないでしょう。

摂取頻度については、常に生体内のビタミンの飽和状態を保ち、運動やストレスなどによるビタミンの多量消費に備えるためにも、疲労時だけでなく、日常的に食物やサプリメントからの積極的なビタミン摂取をお勧めします。

ご参考までに、過剰に摂取すると害が出る危険性のあるビタミンについては、日本人の食事摂取基準(2005年版)で上限量が定められました。これは毎日、20、30年取り続けても安全な量として策定されました。一般には各製品のラベルの目安量の範囲内であれば心配はないでしょう。

(お茶の水女子大学名誉教授 五十嵐 脩先生の回答)

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質問

ビタミン欠乏時の症状は各種ビタミンの臨床的欠乏症状と同様のものがあります。そこで、同じ欠乏症状を呈するならば、特定のビタミンが必要な量を満たしていなくても、他の余剰ビタミンが代用として機能することはありませんか?

回答

群ビタミンには、欠乏症状が似たものがあります。しかし、これらのビタミンはそれぞれ、独立に作用点をもっています。

例えば、ナイアシンとB2は、いずれも酸化還元酵素の補酵素として機能しますが、働く酵素の種類がそれぞれ異なります。それで、どうしても、全てのビタミンを不足なく取ることが必要です。

ですから、必要量に関しては、別々に考えることが大切です。しかし、体内の代謝は、1つの流れとしてみると、多数の酵素が関係し、幾つかのビタミンが関係しています。ですからあるビタミンが不足すると、全体の代謝が流れにくくなります。このように、1つのビタミンの不足を他のビタミンが補うことは考えにくいといえます。

しかし、抗酸化ビタミンの場合には、例えば、EとCのように、協力作用が認められているので、ある程度の補足効果が期待できるでしょう。この場合の量は所要量以上での摂取で観察されます。

(お茶の水女子大学名誉教授 五十嵐 脩先生の回答)

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質問

ビタミンの相殺、相乗、相加効果について知りたいです。

回答

相殺効果は一般に知られていません。相乗・相加効果に類するものについては、その代表的な例を3つ紹介させていただきます。

まず、ビタミンB群のビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチンは、糖質の代謝の各ステップに関わっています。従って、どれかひとつでも足りないと、糖質の代謝がうまくできなくなります。

ビタミンB群の中でも、葉酸、ビタミンB6、B12は、いずれもホモシステインの代謝に関わっていることが知られています。ホモシステイン濃度が高いと、脳梗塞や心筋梗塞の発症、先天異常児出産の危険性が高くなると言われています。血液中のホモシステイン濃度が高い患者さんに葉酸、ビタミンB6、B12を単独または併用して投与したところ、単独で投与した場合より、併用した方が、ホモシステイン濃度がより低下したという報告があります。

β-カロチン、ビタミンC、Eは、いずれも抗酸化物質として働き、さまざまな臨床試験で併用されています。このうち、ビタミンCは、抗酸化作用を発揮した後に不活性化したビタミンEをもう一度活性化させる作用のあることが知られています。

参考:『よくわかるビタミンブック』 吉川敏一著 主婦の友社
『ビタミン』 五十嵐脩著 丸善ライブラリー 他

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質問

薬の服用により欠乏するビタミンがあると聞きましたが、どのようなものがあるのか教えてください。

回答

薬剤によるビタミン欠乏は数多く報告されておりますので、薬局でよく扱われている薬剤に着目し、いくつか有名なものご紹介させていただきます。詳しくは医師・薬剤師等専門家にお尋ねください。・OTC薬の中では、最近処方箋薬からスイッチされたH2ブロッカーにおいてビタミンB12、葉酸、鉄の欠乏が報告されています。これらの欠乏症状としては貧血などがあげられます。

Avmard J P et al; Heamatological adverse effects of histamine H-2 receptor antagonists.; Med Toxicol&Adverse Drug 3(6), 430-, 1988

糸川嘉則; ビタミンと薬物との干渉; Prog Med 5,623-,1985

The pharmacist's guide to vitamins, minerals, herbs & other nutrients (Pharmavite Co.) GOOD SCIENSE better nutrition ビタミンB12特集(parmavite co.)

処方箋薬の例としては次のようなものがあげられます。

(1)抗生物質によるビタミンB2欠乏 ペニシリン、クロラムフェニコール、テトラサイクリン、ストレプトマイシンなどの投与により咽頭炎、舌炎、口角炎などのビタミンB2欠乏症状が発生するという報告が数多くあります。これらの薬剤の添付文書の副作用の項目にもその旨の記載があります。

糸川嘉則; ビタミンと薬物との干渉; Prog Med 5,623-,1985

(2)てんかん薬による葉酸欠乏 フェニトインなどを長期に服用すると、血清中の葉酸濃度が低下し、多発神経炎が発症することが知られています。実際、フェニトイン長期服用患者には葉酸がしばしば投与されているようです。

小尾智一; フェニトイン長期服用者に多発する葉酸欠乏と多発神経炎について; 臨神経 28(12), 1530, 1988 糸川嘉則; ビタミンと薬物との干渉; Prog Med 5,623-,1985

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