β-カロテン
β-カロチン(β-カロテン)の1日に必要な量を教えて下さい。
「日本人の食事摂取基準(2005年版)」において、ビタミンAの必要な量は策定されています。しかし、β-カロテンについてはプロビタミンA(ビタミンAの前駆物質)であり、β-カロテン欠乏症が知られていないため、野菜や果物から決められていません。
但し、参考としてアメリカのガン研究所は、ガンについての疫学調査結果から、毎日6mgのβ-カロテンを摂取することを勧告しています。ちなみに「ネイチャーメイド」の「ベータカロチン」1粒には1.8mgのβカロチンが含まれています。
β-カロテン(β-カロテン)とレチノール(ビタミンA)の関係を教えて下さい。
自然界に500種類以上が知られている橙色や黄色の色素をカロテノイドと呼び、その代表がニンジンなどに含まれるβ-カロテンです。ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草など色の濃い野菜、緑黄色野菜に多く含まれます。食物から摂取しているカロテノイドの90%はβ-カロテンですので、プロビタミンA(生体内でビタミンAに変換するもの)といえば実際上はβ-カロテンをさします。
生体内に入ると、β-カロテンは必要に応じてビタミンAに変換されます。β-カロテンは中央部が開裂して2分子のレチノール(ビタミンA1)を生成しますが、この反応は効率が低く50%程度です。さらにその他の要因を考慮して、β-カロテンのプロビタミンA活性は、レチノールの約1/12程度ということになります。従ってβカロテンは皮膚が黄色くなること以外の過剰症を起こさないといわれています。

