ビタミンK
狭心症の患者ですが、お医者さんにビタミンKの摂取を控えるように言われました。何故ですか?
おそらくワーファリンというお薬との相互作用を避けるためのアドバイスと思われます。
- 商品名:ワーファリン(成分名:ワルファリンカリウム)とは?
- 血液を固まりにくくするお薬で、狭心症の患者さんなどに処方されます。
- ビタミンKがワーファリンの効果を弱めるのはなぜか?
- ビタミンKは「抗出血性因子」とも呼ばれ、血液が固まる反応に関わっています。詳しく言うと、7つの血液凝固因子の合成に関与しています。一方、ワーファリンは、ビタミンKの作用を阻害することによって血を固まりにくくしています。つまり、ワーファリンとビタミンKは、相反する作用をもっているため、お互いの作用を弱くしてしまうのです。
- どんな食品を気をつければよいのか?
- ワーファリンの添付文書中に「作用を減弱する事がある食品」として記載されているのは、「アルコール、納豆、クロレラ含有食品」です。(但し、アルコールは別の機序でワーファリンの作用を妨げます。)
従って、ワーファリン服用中は、上記3食品は避けるべきですが、他のビタミンK含有食品については、一度にたくさん食べないように指導するのが良いのではないでしょうか。
サプリメントについては含有量が問題になって参りますので、お医者さんと相談されることをお薦めします。
(参考資料)日本医薬品集、NEW 薬理学

