インフルエンザウイルス 診断法・治療法

診断法

患者さんの鼻の奥やのどを綿棒でぬぐったり、患者さんに鼻をかんでもらって検体を採取し、約10分で結果が判明する迅速診断キットが用いられます。新生児のインフルエンザは症状がはっきりせず、臨床診断が難しい場合がありますが、迅速診断キットの普及によりインフルエンザと診断できるようになってきました。

インフルエンザの迅速診断のしくみ

監修:慶應義塾大学医学部 感染症学教室 教授 岩田 敏 先生

治療法

抗インフルエンザウイルス薬が用いられます。一般に使用されるのはノイラミニダーゼ阻害薬であり、細胞内で増殖したインフルエンザウイルスが細胞の外へ出ていかないようにすることで、インフルエンザの症状を軽くします。抗インフルエンザ薬には、経口薬、吸入薬、注射薬があります。患者さんの年齢や体重、合併症の有無など、条件によって使う薬が決まります。対症療法としては、脱水症状を防ぐために十分な水分補給を行い、栄養を摂りながら安静を保ちます。脱水状態になってしまったら、経口補水液による脱水状態の改善が必要です。