ロコモについて

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ロコモについて

メタボリックシンドロームに続き、新たな国民病として危惧されている
「ロコモティブシンドローム(略称=ロコモ)」。
まずは、ロコモについて基本的なことを知っておきましょう。

ロコモティブシンドローム

ロコモとは骨や関節、筋肉、神経の運動器に衰えが出ることによって、日常生活の中で「立てない」「歩けない」と自立度が低下し、放っておくと将来介護や支援が必要になる危険な状態をいいます。

  • 骨
    • ・骨密度の低下
    • ・骨折
  • 関節軟骨/椎間板
    • ・関節の変形
    • ・脊椎/椎間板の変形
  • 筋肉/神経系
    • ・筋肉量の減少
    • ・神経の障害
  • 疼痛/関節可動域制限/
    筋力低下/
    バランス能力低下
  • 移動能力の低下
    (歩行障害)
  • 生活活動制限/
    社会参加制限/
    要介護

運動器とは?

人の身体は機能ごとに分業をしています。呼吸をコントロールするのが「呼吸器」、血液によって栄養素などを身体に巡らせるのが「循環器」、食物の消化吸収をするのが「消化器」、そして身体を動かすのが「運動器」です。「運動器」とは骨や関節、筋肉、神経といった身体を動かすことに関連する器官の総称で、自動車にたとえるとエンジンやタイヤのようなものと考えるといいでしょう。運動器における各パーツがお互いに支え合い、連携して働くものなので、どれか一つでも機能しなくなると、身体はバランスを崩し、思うように動けなくなってしまいます。

運動器の各パーツと運動器の位置づけの図

筋肉とロコモの関係

筋肉は、関節や骨を正常に動かすために重要な役割を果たします。残念ながら筋力は加齢と共に低下する傾向が見られます。40代から徐々に衰え、高齢者においては運動量の低下も起因し、その速度はますます高まります。また、栄養不足も筋肉量の低下につながります。筋肉量が低下すると、膝関節や骨を支えることができなくなり、結果として運動不足となり、さらに筋力が衰えるという負のサイクルへ陥ることになりかねません。筋肉の強化はロコモ予防策の重要な課題といえます。

骨とロコモの関係

骨は身体の支柱的役割を果たしています。加齢やホルモン減少、栄養不足などによって骨の強度が弱まると、ロコモの代表的な起因である骨粗しょう症を招く恐れもあります。骨粗しょう症とは、骨を生成する成分のカルシウムなどが減少し、骨の中の構造が粗くスカスカになる疾患をいいます。その結果、骨はもろくなり、骨折しやすくなります。適度な運動とバランスのとれた食事を心がけることで、強く折れにくい健康な骨を維持し、骨粗しょう症を予防することがロコモの対策にもつながります。

どうしてロコモになるの?

健康な状態からいきなりロコモになるわけではありません。立つ、歩く、走る、のぼるなど身体を移動させる能力が少しずつ衰えていき、やがてロコモになってしまうのです。その原因はさまざまで、運動習慣のない生活、やせ過ぎや肥満、痛みやだるさの放置、けがなどが挙げられます。

  • 運動習慣のない生活

    ヨガや体操、ウォーキングやジョギングなど、定期的に運動をしていますか?運動習慣のない生活を続けていると、徐々に運動器が衰えてしまいます。

  • やせ過ぎと肥満

    やせ過ぎると骨や筋肉がどんどん弱くなります。肥満は腰や膝の関節に大きな負担がかかり、関節軟骨がすり減ってしまう原因にもなりかねません。

  • スポーツのやりすぎ
    や事故によるケガ

    スポーツで身体を酷使したり誤ったフォームで行ったり、思わぬケガをしたりすると、関節などに大きなダメージを負ってしまうことがあります。

  • 活動量の低下

    エレベーター、エスカレーターや自動車を使い過ぎると活動量が減少してしまいます。なるべく自分の足で歩くようにこころがけることも大切。

  • 痛みやだるさの放置

    腰や膝の痛みを「年のせいだから」といって放置していませんか?運動器の衰えはひそかに進行しますし、重篤な病が隠れている可能性もあります。

出典:ロコモパンフレット2013年度版、無断転載を禁じます