健康な胃をとりもどそう

健康な胃をとりもどそう ピロリ菌の検査と除菌のすすめ

尿素呼気試験法とは?

尿素呼気試験法の原理

ピロリ菌が持つウレアーゼという酵素により、胃の中の尿素を分解して、アンモニアと二酸化炭素を生成します。尿素の分解により、アンモニアと同時に生じた二酸化炭素は速やかに吸収され、血液から肺に移行し、呼気中に炭酸ガスとして排泄されます。この試験法は、この原理を利用して、検査薬(13C-尿素)を患者さんに服用して頂きます。ピロリ菌に感染している場合では、尿素が分解されるため呼気に13CO2が多く検出されることになります。一方ピロリ菌に感染していない場合では、尿素が分解されないため13CO2の呼気排泄はほとんど起こりません。

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点診断と面診断
内視鏡を使う検査法は、胃粘膜の一部を採取して、診断するため、点診断と呼ばれます。この診断法は内視鏡検査を受けなければならず、また広い胃の中の一部を採取するため、判定に偽陰性(本来陽性であるが、まちがって陰性と判定してしまうこと)が生じる可能性があります。
一方、内視鏡を使わない検査法による診断は、胃全体を診断する事が可能なため、面診断と呼ばれます。
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13Cの安全性
炭素には4種類の同位元素が存在します。自然界に存在する炭素のほとんどが12Cでその比率は全体の約98.9%で、放射活性を持たない安定元素です。次に存在比率が高い同位元素が検査薬に用いられている13Cで、約1.1%です。
13Cも12Cと同様、放射活性を持たない安定元素です。
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