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40代からの健康白書(前編)

気になる身近な健康情報 健康白書

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健康に関する意識は人それぞれですが、年代や性別によって、やはりある種の傾向が見られるようです。
2005年6月「『血糖値を知ろう』推進会議」が40~60代の男女300名を対象にしたアンケート結果からその実態をご紹介しましょう。

40代の男はツライよ…

このアンケートでは、「自分は健康だ」と思っている人が40代~60代全体の8割。でも、まったく不安がないわけではありません。男性では40代の約半数が不安感を持っていて、なぜか50代、60代よりも多いのです。そもそも40代は男の厄年。かつてバブルの頃、「昭和34年以降に生まれた日本人の平均寿命は41歳になる」と断言したベストセラーもありましたっけ(西丸震哉『41歳寿命説』情報センター出版局)。昭和34年生まれといえば、今や40代半ば。仕事では中間管理職として上にも下にも気を遣い、ローンや子どもの教育費に追われ、経済的にも苦しく、親を見送ったり、元気だった同世代の同僚が急に倒れたり、いつまでも若くはないことを実感する年代です。30代まで何事もなく過ごした人ほど、ちょっとしたからだの不調にも足下がガラガラと崩れるような不安を抱くのかもしれません。健康法以前に「もっと健康的な毎日を送りたい!」という悲鳴のような声もありました。そんな彼らのストレス解消といえば、むろん仕事のあとの一杯ですが、40代男性は中性脂肪値が高く、「要治療」と言い渡された人が最大です。アルコールによる肝障害を表す「γ-GTP」の認知率が49・2%と、もっとも高いのは、それだけ気にしてるということでしょう。健康の秘訣は?という質問に、「酒を飲んでも飲まれるな」と自戒を書いてくれた人もいました。

将来の健康状態への不安

「日めくり」人生を送る60代男性

健康への不安を抱えた40代男性とは対照的に、もっとも健康に自信を持っているのが60代男性です。過去2年以内になんらかの生活習慣病系疾患のリスクがあった人は74・2%とトップであるにも関わらず、この自信はいったいどこから来るのか。その答えは、年季の入った健康法にありそうです。「早寝早起き。粗食、豆腐、納豆、魚」(健康異常なし)の優等生もおられますが、ご注目いただきたいのは、むしろ〈リスクあり〉の方たちです。以下、( )内の健康異常項目もとくとごらんあれ。
「よく歩く。よく食べる。よく寝る。」
(肥満、血圧、コレステロール)「健康についてあまり考えない」(肥満)「くよくよしない。運動。適度な飲酒」
(中性脂肪、尿酸)「適切な食生活、適切な運動」(血圧、コレステロール、中性脂肪、尿酸)「快眠、快便、快食。」(肥満、中性脂肪、尿酸)
どうです、このおおらかなこと。日めくりカレンダーのような簡潔さも、60代男性の特徴です。
「親からもらった健康体をいとおしく思うこと。少しの事柄に対し必要以上に神経質にならないこと。適度な食生活と極力運動に注力し、自らが健康維持に注視する姿勢が大切」(コレステロール、中性脂肪)
ほらね、我が道に悔いなし。この堂々たる自己肯定。人生のキャリアを感じます。でもはたで見ている奥さんは、さぞやはらはらしてるのではと、心配になりますね(笑)。

日ごろの健康状態

曲がり角でも楽観的な50代男性

50代の男性はどうかというと、40代、60代に比べ、血糖値、尿酸、中性脂肪のいずれもが高く、生活習慣病系疾患リスクの高い人が最大になっています。健康情報は検診や医師から得るという人が多く、健康診断の直前になると「やたらと豆腐を食べる」(コレステロール、中性脂肪)などドロナワ式で臨む方も・・・。粗食を心がけ、健康食品を好む60代に対し、どうも50代はグルメな人が多いようです。「好きなものを好きなときに食べてストレスをためない」(中性脂肪)「睡眠。悩まない。スポーツ。食べたいものを食べたいだけ食べる」(中性脂肪)「好きなものを食べて飲んで笑って歩くこと」(コレステロール、中性脂肪、尿酸、他)食べる楽しみをあきらめるより、運動でなんとかしようという積極性と楽観的なところが見られます。
運動なしに食事やサプリでなんとかしようと考えがちな若い女性と大きくちがうところですね。運動や楽観主義で健康でいられるなら、それに超したことはないのですが、なんといっても生活習慣病系リスクが高いのが心配。家族から健康情報を知る率が3割と、すべての年代中もっとも高いのも50代男性の特徴です。本人がのんきな分、家族が健康に気をつけてあげたいものですね。

生活習慣病のリスクを持つ比率