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40代女性は、他の年代に比べて、疾患のある人や数値が高めの人は36%と少ないのですが、約1/3の人が定期的な健康診断を受けていないので、実際にはもう少し増えるのかもしれません。そんな40代女性にとって、目下最大の敵は、体脂肪です。体脂肪計の所有率はなんと54.7%。体脂肪率を下げるために「食事制限に心がけ、バランスのよい食事をする」「夕食は残す」「家では和食中心」「1日30品目」「脂肪のつきにくい油を使う」「ヨーグルトを食べる」など、まずは食事でなんとかしようとする意識が目立ちます。とはいえ、若い頃は食事の量を少し減らすだけでもあっというまに痩せられたのに、この年代になるとまるで落ちないどころか、気がつくとすっかりおばさん体型に。
「親が丈夫に生んでくれたおかげで、今のところ健康にまったく不安はありません。ただ脂肪がついて体型が変わってしまったので、スポーツジムに通いたい」「代謝が悪くなったのか太りやすくなった。からだの動きが鈍くなり、腰にも影響が・・・。定期的に運動できないので、こまめにからだを動かし、朝晩のストレッチで、柔軟でスリムなからだをキープする」
そう、あとはもうからだを動かすしかないのです。実をいうと、この世代は「アタックナンバーワン」「金メダルへのターン」「エースをねらえ!」など、かつてスポコン漫画やTVに燃えた世代。子育てがひと段落して自分の時間がもてるようになった元スポコン少女たちは、再びスポーツを始めているようです。テニス、水泳、バドミントン、エアロビクスに始まって、いまや大流行のヨガやストレッチ、犬の散歩なんてのもありました。
50代女性は、40代女性に比べ、コレステロール値がいっきに高くなり、高血圧や肥満も2ケタに突入。40代女性同様、定期的な健康診断を受けていない人が4割近いので、ほんとはもっと数値が高くなるのかもしれません。将来の健康状態に「不安あり」と感じる人が半数を超えます。そんなこんなで、50代女性のキーワードは「楽しく暮らす」。「更年期とかなり長くつきあっているので上手に乗り越えていこうと思っている」方が少なくないのでしょう。「くよくよしない」をモットーにする人がとても多いのです。
「健康の秘訣のいちばんは、やけくそではなく“気にしない”こと。これからますます老いに向かっていくので、何もない健康など、人間としてありえないと思うからです」(肥満、コレステロール、中性脂肪)
無病息災などというありえないものを追い求めるより、現実的に「一病息災」をめざそうということでしょうね。子育てが終わった50代の女性たちは、時間もたっぷりあるだけに、ストレスの発散法も、旅行、観劇、絵画鑑賞、映画鑑賞、友達との時間、ジムで汗を流すなど、多彩です。外出すること自体がストレスの発散なのかもしれないですね。食事もストレス発散法のひとつですから、「食べ過ぎないように」気をつけますが、
「でも我慢はしない」(血圧)
「1週間単位で食事を考え、食べたいときに食べたいものを食べる」(肥満、中性脂肪)
なまじ1日に30品目をめざして挫折するより、ある意味で見識といえるかもしれません。そういえば、50代女性のパートナーである50代男性たちもそんなことを言っておりましたね。さすが同世代。食べたいものを食べる分、運動もする、というあたりも同じです。肥満度の高さでも、男女仲良く50代がトップなのですが・・・。
それから「パートの仕事も健康の秘訣」という意見がありました。仕事というものは、時としてストレスの原因ともなりがちですが、ほどよい刺激や緊張感を与えてくれる仕事は健康の素でもあるんですね。
各年代のなかでもっとも健康に自信を持つ60代男性とは対照的に、60代女性は悲観的で、自分を健康だと思っている人は43.8%。将来の健康状態に不安を持っている人も53.1%となっています。50代女性に比べ、骨密度が低くなり、中性脂肪や血圧やコレステロールも増えますが、肥満度はぐっと減ります。50代に比べ、食欲が落ちるからでしょうか?それとも努力のたまものなのか。ともあれ60代女性のキーワードは、「足腰を鍛える」であります。それも、「気がついたときにラジオ体操」「朝晩のストレッチ」「散歩」「毎日の草むしり」など、運動が毎日の生活の中にとけこんでいるのが特徴です。ヨガ、水中歩行、フラダンス、社交ダンス、ハイキング、ウォーキングなど、からだに負担の少ないスロー系の運動が多いのも、年の功を感じさせます。
「イヤなことがあっても、汗を流していると忘れてしまう」「好き嫌いを言わず、なんでもおいしくいただき、くよくよしないで明るく暮らす。他人と自分とは違うことを常に知ること」
ストレスの元は、外部からやってくるのではなく、他人や物事を思いのままに動かそうとするエゴにあり。とすれば、健康の極意とは、じつはエゴを消し去ることなのかもしれませんね。
検診などで「血糖値が高め」かどうかが「とても気になる」人は全体の32.7%、「やや気になる」を合わせると8割を超えています。
それなのに、実際に自分の血糖値を知っている人はたったの2割。測っても、正常の範囲だと安心して忘れちゃうのかもしれませんね。体脂肪や血圧なら、みなさんけっこう覚えているのに。自分の血糖値を知ることは、健康管理の基本です。

