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楽しく食べて、元気な血管(前編)

ドクターの健康アドバイス からだの学校

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楽しく食べて、元気な血管(前編)

若さのカギは血管にあり。動脈硬化を促進する要因としては、糖尿病や高脂血、高血圧、不規則な生活習慣などが知られています。ところが、最近の研究によると、糖尿病ではなくても、食後の血糖値が高い人は動脈硬化が進み、心臓病のリスクが健康な人の2倍に達することがわかったのです。そこで、毎日の食生活の中で血管を元気にするヒントを三人の専門家の方々に伺いました。

【食物繊維がからだにいい理由】

司会:血糖値が気になる方は、食物繊維を食べるといいらしいですね。

都島:
食物繊維は消化に時間がかかるため、血糖値が急激に上がるのを防いでくれます。さらにコレステロールをつかんで便に出してくれる役割もあるのですよ。

司会:具体的には何を食べればいいのでしょう。

川島:
食物繊維が多いのは、野菜、海藻、キノコですね。おひたし、炒め物、ごま和えなどで野菜をたくさん食べるようにするといいですね。

小山:
野菜カレーを作るといいですよ。店でもまかないに毎週作ります。
1週間分の残り物の野菜を全部入れてコトコト炊いて、カレー粉を入れる。むずかしく考えなくても、野菜を鍋に入れて煮れば野菜料理になりますから。それで「健康にいいのよ」とか「おいしいでしょ」と脅したら、みんな食べます(笑)。

司会:そうやって「おいしいよ」「健康にいいよ」と家族で言い合えば、食卓がにぎやかになりますよね。

都島:
私は単身赴任なので、自分でつくって自分でほめています(笑)

国際医療福祉大学附属
熱海病院教授
都島 基夫先生
聖マリアンナ医科大学病院
栄養部部長
川島 由起子先生
日本料理人 料亭「青柳」主人
小山 裕久さん

【「未病」のうちに治す】

司会:最近、「未病」という言葉を聞くようになりましたが。

都島:
「未病」というのは2千年以上前に中国で生まれた考え方で、病気になって苦しむより、病気にならないようにすることが大事だという考え方です。検査で異常値が出たけれど、まだ症状はないのが未病です。年に1回は必ず検診を受けて未病のうちに生活習慣を改め、病気を抑えていくことが大切ではないかと思います。

小山:
じつは私、今年の春に〈ヘモグロビンA1c〉の数値が高い、インスリン注射しないとダメだと言われて・・・。「1か月待ってくれ、生活を変えますから」とお願いして、2か月で2%下げ、半年で正常値まで戻したのです。お酒をやめ、飲むのはお茶と水だけにして、日本料理に助けられましたね。最初に数値が悪いといわれたときに、すごく悔しくて、“こいつ”(数値)とケンカしてやろうと。やってみたらうまくいった。運動はしてないのですよ。