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【男と女は病気も違う?】
簡単にいうと、男と女は体のしくみも構造もちがう。それなのに、これまでの医療データは成人男性に偏っていたので、これからは男女それぞれに特有の病気のメカニズムを医学的に解明して、適切な治療法を行いましょうということです。
性差医療の考え方はアメリカで生まれたのですが、アメリカでは1960年代のサリドマイド事件などから、妊娠の可能性がある女性の薬の治験への参加は好ましくないとのことで医学データが非常に少なかったのです。それで、女性の健康に関する研究が遅れていたのですが、1990年から、政府主導で女性医療の研究が進み、女性特有の病気の実態が少しずつ明らかになってきたところです。ちなみに、アメリカでの性差医療の立役者は、ヒラリー・クリントンです。
10年遅れています。2001年5月に鹿児島大学で、10月には千葉県立東金病院に女性外来が開設されていますが、どこも予約で一杯だそうです。そのような流れから最近は、男性外来も増えてきました。
【「女性外来」と「男性外来」】
1人に約30分かけて、とにかくじっくり話をきくことが特徴です。症状だけではダメで、生活習慣はどうか、女性なら生理の前後で変化はあるか、こころの悩みはないか・・・。いろいろ聞き出してから適切な治療とアドバイスをします。
「女性外来」では女性特有の不調や病気のすべてを診ることを目的としています。不調はあるのに、どこの病院に行っても原因がわからずよくならない。本人はつらいのに「気のせい」と言われる。そういう人の体の不調をなんとか改善することで心の健康も取り戻しましょうというのが、女性外来の考え方です。
たとえば女性外来には、内科医中心のところ、婦人科、内科、精神科など複数の科が連携したものなど、いろいろなタイプがあるので、女性外来や男性外来に相談したい方は、事前に問い合わせをして、相談したい内容に合うかどうか確認してから予約されるといいと思います。
性差医療は入り口で、年齢や個人差も考慮しないと。理想は、一人一人の健康をサポートするオーダーメイド医療です。
