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全粒穀物の摂取と寿命の延長にさらなるエビデンス

写真:穀物

ブランシリアルやキヌアをよく食べている人にはうれしいニュースです。全粒穀物を多く食べる高齢者は、ほとんど食べない人に比べて長生きであることが、再び確認されました。医学誌「BMC Medicine」に3月24日掲載された論文で、肥満の人や運動をしない人にも全粒穀物の摂取は有益だということです。

報告した米ハーバード大学医学部(ボストン)内科准教授のLu Qi氏は、「全粒穀物の摂取量をもっと増やし、(白米や白パンといった)精製された炭水化物を減らす必要がある」と指摘。穀類の摂取を増やすことは減量にも役立つ可能性があるとし、「全粒穀物(の豊富な食事)が摂取カロリーを増やすという根拠はなく、逆に低下させる可能性がある」としています。

この研究にはただし、対象のほとんどが白人であるなどの限界があり、全粒穀物の多量摂取と寿命延長の因果関係は裏付けられていません。

食物繊維摂取量が多い群で死亡リスクが17%低い

今回の研究では、全粒線維(whole fiber)――パンやシリアルなどの穀物製品に使用される全粒穀物種子に着目。全米退職者協会(AARP)の会員約37万人(50~71歳)を対象とし、1990年代半ばの調査後から2009年まで追跡を続けました。がんや心疾患、脳卒中の既往患者数万人は分析対象から除外しました。

分析で誤差を少なくするよう統計データを調整した結果、繊維質の摂取量が最も多かった群は、最も少なかった群に比べ、追跡期間中の死亡リスクが17%低かったことが明らかになりました。しかし、全体の死亡リスクは低く、期間中の死亡は対象全体の約12%、4万6,000人強にとどまりました。

繊維質の摂取量が最も多かった群は、最も少なかった群に比べ、学歴が高く、肥満や喫煙者が少なく、赤身肉の摂取量が少ない傾向がありましたが、これらの影響が出ないよう統計データを調整してもなお、寿命延長への便益は維持されていました。

さらに、全粒穀物が肺疾患や糖尿病による早期死亡リスクを低下させる徴候もみられました。全粒穀物に含まれる繊維質の摂取量が多いほど、死亡数が少なく、がんや糖尿病になる比率も低くなっていたのです。

全粒穀物がなぜ健康に良いのかについて、Qi氏は、全粒穀物が全食物摂取量および悪玉コレステロール炎症の3つを低下させることを指摘しています。

繊維質だけでなく微量栄養素も濃度も高い

こうした便益を得るには、実は相当量の全粒穀物を食べる必要があります。

本研究で、全粒穀物の摂取量が最も多かった群の定義は、1日1,000 kcalあたり34 gの全粒穀物を食べる人とされました。1日2,500 kcalの食事をする人であれば85 gであり、全粒パンで5枚、あるいは朝食用のオールブランシリアルで5杯に相当します。一方、最も少なかった群は1,000 kcalあたり約4 グラム、2,500 kcalの食事をする人であれば10 gで、オートミール2分の1杯(16 g)未満となります。

今回の結果について、米マサチューセッツ医大ウースター校(マサチューセッツ州)予防・行動医学部准教授のYunsheng Ma氏は、「全米的なデータによると、現在の食物繊維の平均摂取量は1日16 gに過ぎない。食物繊維摂取量を推奨される1日30 g以上に増やせば公衆衛生上大きな効果をもたらす可能性がある」と解説。

繊維質の摂取量と体重や血圧、血糖値の低下が関連することについて最近別の報告もあったことに触れながら、「果物や野菜、大麦などの全粒穀物、ナッツ類、種子類、マメ類などは繊維質が豊富で、微量栄養素の濃度が高い食品でもある。1日あたりの食物繊維の摂取量に上限はない」と話しています。

(HealthDay News 3月24日)

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