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食物繊維を多くとると、なぜ腸内環境がよくなるの?

写真:サボテンとサラダ

食物繊維を豊富に含む食事が健康に良いことは、これまで多くの研究で示されてきました。しかし、食物繊維は、どのように私たちのからだに作用するのでしょうか?

実は、最近報告された新しい研究結果で、その仕組みのひとつが明らかになりました。食物繊維を多く摂取すると、腸内で「短鎖脂肪酸」の産生量が増加することがわかったのです。

短鎖脂肪酸とは、果物や野菜、豆類などに含まれる「不溶性食物繊維」を腸内細菌が発酵することにより、体内でつくられる栄養素のこと。この物質が腸内に多い人では、糖尿病や心疾患、炎症性疾患になるリスクが低くなることが指摘されています。

今回の研究を主導したナポリ大学(イタリア)微生物学教授のDanilo Ercolini氏は、「私たちの研究結果から、食物繊維が豊富で健康的な食生活や、地中海ダイエットの有効性について、明確な科学的証拠が提示されたといえます」と主張しています。

なお、地中海ダイエットとは、ヨーロッパの地中海地方でよく食べられている食事の形式のことです。果物や野菜、豆類、ナッツ類、シリアル類がとても豊富で、魚も比較的多く含まれています。一方で、飽和脂肪酸や赤身肉、乳製品はあまり多くは食べないことが特徴です。アルコールをたしなむこともあります。

腸内細菌による「短鎖脂肪酸」の産生量が増加

同氏らは、イタリアの成人153人を対象に、毎日の食事内容と腸内細菌叢の状態について調査しました。その結果、完全菜食主義者(vegan)や菜食主義者(vegetarian)など、おもに地中海ダイエットをとっている人たちは、短鎖脂肪酸の数値が高いことが判明したといいます。

写真:地中海料理

短鎖脂肪酸の数値は、年齢や性別によって変化するものですが、同研究グループは「食物繊維の豊富な食事によって、この数値を高められることも示唆されました」と話しています。

米国の心臓専門医Suzanne Steinbaum氏は、「食物繊維の豊富な食事の有用性は多くの研究で指摘されていますが、今回の研究結果から考えると、その効果は消化管における代謝物を通して生じている可能性があるといえるでしょう」とコメントしています。

さらに、健康に良くない腸内物質「TMAO」を減らす効果も

また本研究では、追加の測定により、完全菜食主義者においてトリメチルアミン-N-オキシド(TMAO)と呼ばれる化合物の数値が比較的低いことも判明しました。菜食主義者でなくても、地中海ダイエットを摂取している人では、この数値が比較的低くなっていたそうです。

TMAOは腸内細菌の代謝産物ですが、この数値が高い人では、将来、重大な心血管イベント(脳卒中、心筋梗塞)などになる可能性が高くなるといわれています。つまり、食物繊維の豊富な食事をとると、心血管疾患を予防するように働く可能性があることが明らかになったのです。

この研究結果は、「Gut」オンライン版に9月28日掲載された論文で示されました。

米ノースショア-LIJヘルスシステム(ニューヨーク州)のNancy Copperman氏は、「この研究が発するメッセージは、つまり、地元のマーケットで新鮮な野菜や果物を購入し、毎日の食事メニューをこれらでいっぱいにすること、そして、動物性蛋白質は調味料程度に抑えることが大切だということです」とアドバイスしています。

(HealthDay News 2015年9月29日)

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