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Why? 常識を疑え

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入社して数年は見習い 人事部付 G-MBAプログラム(University of Michigan Ross School of Business Global MBA 留学中) 岩田徹

私のテーマは「人」。
人を喜ばせる仕事に就きたかった。

社会には、お笑い芸人として出て行く気持ちでいた。大学院で専攻していた生物学は大好きだが、お笑いもまた大学に入ってからずっと続けてきた。大手事務所のオーディションも通過した。自信はあった。しかし就職活動の季節が目前に迫ると迷いが生じた。「研究してきたことで社会の役に立ちたい」という願望が芽生え、みるみる強くなった。岩田の心の中では、お笑いと就職に違いはなかった。「人を喜ばせて生きていきたい。そういう意味ではどちらも同じように価値がある」。だから迷った。迷いながら就職活動を始めた。
多くの先輩はケミカル系企業の研究職に就いた。研究内容からすれば、それが自然な道筋。だが岩田のテーマは「人」だ。化学よりも医学に携わりたい。だから製薬会社を中心にまわった。各社で選考をパスし、順調だった。だが1社だけ不合格になった。大塚製薬の臨床開発職。「落ち込みました。一番入りたい会社だったので」。「入りたい」と思った理由は明快だ。「人」が違ったから。元気で明るい会社。そんな会社、いくらでもあると思っていたが違った、大塚製薬以外は。その後、MR職の募集を見つけると迷うことなく再チャレンジして内定を得た。気がつけばお笑いに傾いていた気持ちには整理がついていた。

自分にダメ出しの連続。
でも、あきらめたくない理由が。

「日陰の身だった私も、3年目以降ようやく日の目を浴びるようになりました」。そう言って笑う岩田。入社3年目時点で大規模な大学病院を一人で任され、すぐに関連する複数の医療施設まで巻き込んだプロジェクトまで進めるようになった人物の、どこが「日陰の身」だったのか尋ねると、答えが次々と返ってきた。いわく「私の性格を理解し、あえて自由にやらせてくれた先輩の心遣いにも気づかず、気ままに仕事をして思い上がっていた」、いわく「仕事が順調に進まなくなると途端に凹んでいた」というように。ずいぶん自分に厳しいですね、と話しかけると目の色が変わった。「そうなんです。私は自分のことがなかなか好きになれない人間なんです」。調子に乗りやすい反面、すぐに襲ってくる挫折感と自己嫌悪。ただし、あきらめずに何度も立ち上がれた理由もそこにあった。「これ以上、自分を嫌いになりたくない。だから頑張れた」。

この仕事が好き。
そう気づいたのはつい最近。

大学病院を一人で受け持つようになると、人間関係は多様に、複雑になった。それまでの「担当医師と1対1で向き合う」レベルとは到底違う。だが、その変化が大事なことを思い出させてくれた。「そうだ俺のテーマは人だったじゃないか」と。学術的な情報も重要だが、それ以上の深みと意味を持つ情報を、仕事で向き合う様々な人々が持っていた。それに気づかされた。いつしか「人と会える毎日」が楽しくてしょうがなくなった。同期入社の仲間が次々に活躍する中、「俺はダメだ。日陰の身だ」と腐っていた気持ちも消え失せていた。そして、その頃から社内外での評価も上がっていった。
「不思議だな、とも思ったし、時間をかけてようやく結果が数字になったからかな、とも思いました。でもたぶんそのせいじゃあない。私自身が変わったから。人とちゃんと向き合って、人を引っ張ってくる力も少しは手に入ったからだと思っています」

「次」ですか? 「世界」でしょ、やっぱり。

「少なくとも3年はこの会社にいるべき。よく聞く話かもしれないけれど、大塚製薬の場合は本当に本当」。
これから入ってくる後輩に何を伝えたいか聞いた時に返ってきた答えだ。「石の上にも三年」という諺とは少し意味合いは違うのかもしれない。「地味な仕事をこつこつと」してきたわけではない。「若手なのにこんな大きな仕事」を無茶ぶりされてきたからこそ、その難しさの中で自分のテーマを思い出せたのだと岩田は言う。
「未来は何を?」と尋ねると「世界でしょ」という即答。
「なぜ?」と聞くと「だってそこにはまだ出会ったこともないような『人』がいるから」。そして、この思いを達成するための道がついに開かれた。2011年度より開始されているグローバルMBAプログラムに選出されたのだ。全米TOP50に入るビジネススクールへ留学し、経営の基礎を英語で学び、国際的な人脈形成も果たしていくことで、大塚製薬のグローバル事業に貢献できる力を養うプログラム。成長志向の強い若手が揃う大塚製薬ゆえ、参加希望者はいくらでもいる。並み居るライバルを尻目に、岩田はついにチャンスを得た。だが、試練はこれから始まる。通常2年間かけて学ぶカリキュラムを1年で終えるという厳しさもある。
「留学先を決め、試験に挑み、渡米して、という過程で、きっとまた落ち込んだりしますよ」と、笑いながら突っ込むと「ですよねえ。でも、もう大丈夫です。待ってろよ世界!」。この日一番の笑顔でそう言い放った。