

スペイン語で大豆は「ソハ(SOJA)」と発音します。これは中国で大豆が「ソウ」と発音されていたことに由来します。ヨーロッパには17世紀頃宣教師らの活動とともに、またオランダポルトガル商船なども新製品として入ってきましたが、その当時は大きな成功を収めませんでした。19世紀にはヨーロッパでも大豆の栽培が始まり、1929年には食用として初めての収穫が行われました。
大豆の歴史は、スペインを含むヨーロッパでは、現在の大きな流行と比較してとても静かな始まり方だったのです。
スペインにおいて大豆は、最近になり健康に留意する人たちにとくに注目されています。豆腐・しょうゆ・味噌・豆乳などに代表されるアジア・日本的な食べ方は一般的に広く知られています。しかし、健康への関心から、栄養価の優れた大豆は近年大きく取り上げられるようになり、「健康食品」として真っ先に紹介されるほど。これまでにはなかった、大手食品メーカーによる大豆を原料にしたさまざまな製品のTVコマーシャルも行われるようになり、ますます大豆が一般消費者に浸透し始めています。
そのせいか、大豆ハンバーグ、ゼリー、プディング、ケーキなど、そのバリエーションがずいぶん広がってきています。いま、スペインではオリジナリティーに富んだ新しいレシピの誕生が期待されているところです。
スペインでも近年のスーパーや市場には、大豆の加工食品が並ぶようになりました。その多くは、日本人には馴染みのあるものばかり。大豆もやしや豆腐、しょうゆなどは、もう珍しい食品ではなくなってきました。
まだ、大豆を利用したスペインの代表的な家庭料理というのはありませんが、スーパーで手頃な価格で手に入る大手食品メーカーによる豆乳、ジュースそしてヨーグルトは、スペインの人々によく食されています。 また、市場にある健康食品売り場では「大豆ハンバーグ」など多くの加工食品を目にすることができます。
これからのスペインでは、こうした大豆食品を手に取る機会がどんどん増えていくのではないかと予想されています。