ご同輩方、久方ぶりですな。
着古した「肌」という一張羅。しっかり磨かれておりますかな。
夏が過ぎて、はからずも浴びてしまった紫外線によるダメージは秋から冬にかけてやってくるので、日々のケアが大切ですぞ。
さて、今日は皮膚の仕組みについてお話ししようと思う。
大丈夫、難しいことを言うつもりはない。晩酌しながら気軽に読んでくだされ。
ワシも縁側でワンコ相手に晩酌しながらお話しさせて頂きますので、悪しからず。
前回も書いた通り、皮膚は体重の16%を占める最大の器官である。
薄っぺらい皮膚が実はそんなに重いなんて、ちょっとびっくりではないかな。
更に驚かせると、皮膚は「生まれ変わり」続けているのじゃ。
皮膚とは大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられる。

表皮と真皮をあわせた厚さは平均して約2mm。部位によって厚さは違い、最も薄いのは瞼で、0.5mm前後である。
厚顔無恥って言葉はあるが、面の皮ってのは一般的には薄く、本当に厚いのは足の裏や手の平。外的刺激を多く受ける部位ほど、皮膚は厚く出来ていると考えられておる。
ちなみに皮下組織は皮下脂肪によって厚さが違うため、平均を出すのはなかなか難しい。
皮下脂肪…耳が痛い言葉ですのぉ。厚腹無恥…。
おっと、失礼。話がそれた。
スキンケア、という概念の中で皮膚とは主として表皮部分を指す。なぜなら、現在の薬事法に基づくと化粧品やスキンケア商品によって効果がもたらされるのは表皮の角層部分のみ、とされているからじゃ。

この表皮部分の厚さは平均して僅か0.2mm。大きく分けて4つの層になっている。
う~ん、4つにも分けられると、ちょいと複雑な感じがするなぁ。と、読むのをやめて晩酌に集中しようとしている方、ちょいと待たれ。
4つの層を全部覚えておく必要はない。重要なのは、一番下の基底層と一番上の角層なのだから。
基底層とは、言葉の通り表皮の一番下にある部分のことである。
そもそも表皮は細胞で出来ている。当たり前じゃな。人間とは60兆個の細胞によって出来ているわけだし。
細胞とはご存じの通り、細胞分裂を繰り返しているわけじゃ。
基底層にある細胞を別名、基底細胞と呼び、この細胞が分裂して新しい細胞を生み出している。そして、生まれた細胞は表皮の上へ上へと既に存在している細胞を押し上げながら、移動していくのじゃ。
生まれた細胞には核がある。いわゆるDNAと呼ばれるものじゃ。
けれど、上へ上へと移動していく間に、核は死滅し一番上の角層まで来た時には細胞には核がなくなっている。核がなくなった細胞は、やがて垢となって剥がれ落ちていくのじゃ。






