シューズ、ウェアの準備はOK。いよいよ走りたくなってきましたが、走り出す前にカラダの準備を。ランニングは全身の様々な筋肉を使います。その筋肉がしっかりと動くようにストレッチをしておきましょう。ストレッチをする事で、怪我の防止や、疲労の軽減に繋がります。やっておいたほうが良いストレッチとは?
楽に走るフォームのキーは肩甲骨
走る前にしっかりストレッチ
ストレッチはしっかりとできれば良いのですが、なかなか時間を割くことができなかったり、早く走り出したくなる気持ちが先走ってしまいますよね。ですので、これだけはやっておいた方が良いストレッチをいくつかご紹介します。筋肉が冷えた状態でのストレッチは良くないので、少し歩いたりその場で軽くポンポンと20~30回ジャンプしたりして、カラダを少し温めてから行うのがベストです。
まずは、背中のストレッチです。手をカラダの前で組んで背中を丸めながら遠くへ伸ばします。左右の肩甲骨が離れるイメージで。その際、膝を軽く曲げて緩めます。組んだ手を左右にも振って左右の背中を伸ばします。
次は、胸のストレッチです。後ろで手を組んで、肩甲骨を寄せるような感じで胸を張ります。胸郭をしっかり開いて、空気の入るスペースを開けるイメージですね。その際、あごを引くこと、首を伸ばすように肩を下げることを注意してみて下さい。
次は、肩周りのストレッチです。肩に手を持っていき、大きく回します。その際、肘が真上を向くくらいしっかり挙げ、肘がカラダの後ろを通るくらいに回します。ゆっくりと大きくまわし、肩が動きやすくなるようにしましょう。
次は、ハムストリングスのストレッチです。足をクロスさせ、小指同士が寄るように左右の足をくっつけておきます。そのまま、上体を前屈します。ももの裏側のハムストリングスを意識して伸ばしましょう。
次は、ももの前のストレッチです。どこかに捕まりながら、片足を後ろに曲げて足の甲を持ち、腿の前を伸ばします。左右の膝は寄せるようにし、下腹部を引っ込めるように意識すると、腿の前が伸びやすくなります。逆脚も同様に伸ばしましょう。
最後は、ふくらはぎのストレッチです。壁やバーなどを両手でつかみ、左右の足を前後に開きます。前の膝は曲げ、後ろ足は踵をなるべく地面につけておきます。肘は伸ばしたまま、壁またはバーを押しましょう。押した力が後ろ足のふくらはぎに伝わり、ストレッチできます。逆も同様に。
以上のストレッチを各15秒から30秒、走る前にするだけで、かなりカラダへの負担は少なくなります。順番は気にせず、伸ばしているところを意識しながらやってみてくださいね。また呼吸をしながらストレッチをすることを忘れずに。ゆっくりと呼吸と連動させながらストレッチすることで、筋肉を伸ばしやすくなります。