健康コラム

インフルエンザの予防と対策

インフルエンザってどんな病気なの?

毎年11月頃になるとインフルエンザの流行による学級閉鎖やワクチンの話題がニュースになります。
インフルエンザの流行は、日本では毎年11月下旬頃にはじまり、翌年1~3月にピークとなり、4~5月に終息するのが一般的で、年間推計患者数は約1,000万人です。世界的に流行することもあり、中でも1918年から流行した「スペインインフルエンザ」による死亡者数は全世界で2,000万人とも4,000万人ともいわれ、日本でも約40万人の犠牲者が出たと推定されています。

風邪とは違うの?

一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こり、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。

インフルエンザと風邪との違い

出典:首相官邸 感染症特集~様々な感染症から身を守りましょう~
インフルエンザ 風邪
症状 38度以上の発熱 発熱
全身症状(頭痛、関節痛、筋肉痛など) 局所症状(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳など)
局所症状(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳など)
急激に発症 比較的ゆっくり発症
流行の時期 1~2月がピーク
※4、5月まで散発的に続くことも
年間を通じて。
特に季節の変わり目や疲れている時など

新型インフルエンザって普通のインフルエンザと違うの?

インフルエンザウィルスにはA型、B型、C型があります。このうちA型のインフルエンザは「H1N1」や「H3N2」のように多くの亜種に少しずつ変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行しています。これが季節性インフルエンザです。

一方、新型インフルエンザは、時として大きく変化したインフルエンザウイルスが現れ、多くの人々が免疫を持っていないことから、急速にまん延します。新型インフルエンザが、いつどこで発生するのかは誰にも予測することは困難です。
しかし、ひとたび発生すれば、人々の生命や健康だけでなく、医療体制、生活や経済といった社会活動全体への大きな影響が想定されます。

インフルエンザにかからないようにするには

インフルエンザを予防するための5つの方法です。

1 流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されていて、日本でもワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。

2 外出後の手洗い等

流水・石鹸による手洗いは手指などカラダについたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

3 適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

4 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

カラダの抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

5 人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用するのも一つの防御策と考えられます。

免疫力低下の6つの要因

  • 激しい運動をする人
  • 睡眠不足気味な人
  • 高齢者・乳幼児妊婦
  • 生活時間が不規則なシフトワーカー
  • ストレスがかかる受験生・ビジネスマン
  • 栄養が偏りがちな人

インフルエンザからカラダを守る免疫づくり

細菌やウイルスからカラダを守る役割を“免疫”といいますが、免疫には、細菌やウイルスが、粘膜からカラダの中へ入るのを防ぐ粘膜免疫と、入ってしまったときにやっつける全身免疫があります。
インフルエンザのときに、高熱が出たり、下痢になったりするのは、全身免疫がウイルスと闘ってカラダの外へ出そうとしているからです。この働きは人間にとってとても頼もしいのですが、かなり苦しい思いもしなくてはいけません。
粘膜免疫を高めてウイルスが入ってくる前に防ぐことができれば、そんな思いをしなくてすみます。

粘膜免疫を高める乳酸菌B240

粘膜面で主に活躍している免疫物質に「IgA」といわれる免疫グロブリンがあります。IgAは侵入してきた細菌やウイルスにくっついて動けなくしてカラダの中に入ってくるのを防ぎますが、乳酸菌B240は目、鼻、口などの粘膜のIgAを増やすことで、細菌やウイルスからカラダをバリアしているのです。

乳酸菌B240
Lactobacillus pentosus ONRICb0240)

乳酸菌B240のIgAの増加作用

健康な女性30名に、乳酸菌B240を20億個が入った水、または乳酸菌B240が入っていない水を21日間摂ってもらった結果、乳酸菌B240が入った水を飲んだ人たちは、乳酸菌B240なしの水を飲んだ人たちに比べて、唾液中のIgAが増加することがわかりました。

乳酸菌B240のインフルエンザへの効果が期待

2009年には世界的に新型インフルエンザが流行しました。このときの原因ウイルスである「A(H1N1)pdm」に対して乳酸菌B240の感染防御効果が期待されることがマウスによる動物試験で確認されました。また、例年12月から3月ごろにかけて流行する季節性インフルエンザウイルスに対しても感染防御効果が期待され、マウスの肺胞でIgAが有意に上昇することが報告されています。

インフルエンザが流行する時期は年末年始を挟んで慌ただしい頃です。受験を控えている方もいらっしゃるかもしれません。
体調管理の一つに乳酸菌B240を加えて、元気に毎日を乗り切ってください。

参考
「インフルエンザ対策」(厚生労働省HP)
「治りにくい夏風邪にご注意を!」(山梨県厚生連健康管理センターWEBサイト)
「疾病と治療2012 臨床」公益財団法人MR認定センター 教育研修委員会 監修(南山堂)
Scientific Reports. 2013;3:1563

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