金メダル6個獲得した男子陸上真夏の東南アジア決戦を支えた「乳酸菌B240」の効果


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陸連麻場強化委員長


日本陸連・麻場強化委員長が語る、陸上のコンディショニングの重要性

2018年、アジア競技大会(ジャカルタ)で男子400メートルリレーでは20年ぶりの金メダル、男子マラソンでも井上大仁の金メダルなど、合計6個の金メダルを獲得した陸上日本代表。約1年半後に控える2020年の東京五輪でも様々な種目でのメダルが期待される。公益財団法人日本陸上競技連盟強化委員長を務める麻場一徳氏に、陸上競技におけるコンディショニングの重要性とアジア大会で行った対策について聞いた。

 スタートラインに立った時、どれだけ心身の準備ができているかが勝負を左右するという陸上競技。日本陸連強化委員長の麻場氏は、コンディショニングの成否が非常に重要だと話す。


アジア競技大会・陸上男子400メートルリレーでは
金メダルを獲得

 「陸上競技は準備のスポーツ。準備の柱は2つ。一つは自身のパフォーマンスをどれだけ上げられるか? これは良い結果につながる身体作りや技術の向上にあたります。そして、もう一つが心身のコンディションをどれだけ高められるかです。

 選手の持つ体力や技術は、心身が良い状態にあって初めて発揮できます。トレーニングの流れ、睡眠、栄養、気分転換。それらを組み合わせて、いかにしていい状態で“その時”を迎えられるかが勝負のカギです」

 コンディショニングは、大きな大会、特に国際大会になると成功のハードルも上がる。時差、気候や環境の変化に、言葉や文化の違い。これらは大会に臨む選手たちに“ストレス”というダメージを与える。万全を期してスタートラインに臨みたい陸上競技においては、ほんの少しのストレスでも、パフォーマンスに与える悪影響は大きい。

「例えば、リオ五輪では試合開催地まで1日以上の移動時間を要することもあり、選手の負担になった。もちろん、選手たちは事前に海外の大会で経験を積み、普段と異なる環境でも不安なく競技に集中できるよう準備をします。しかし、どんなに準備をしても、本番では予期せぬ不安要素によって、選手たちがコンディションを崩すことがあります」

国際大会では、コンディショニングの面でも日本陸連が様々な側面から代表チームをサポートする。アジア大会でも事前研修会を実施し、トレーニング環境、食事、睡眠と、専門家の指導のもとに準備を行った。

 その事前研修会から新たに導入したのが、乳酸菌B240含有高タンパク食品。この乳酸菌B240は免疫物質SIgAの分泌を促し、ウィルスや細菌の体内への侵入をブロックする粘膜免疫を高める働きがある。そこで、ハードなトレーニングやプレッシャーによって、免疫力が低下する選手たちのコンディションを維持するために、乳酸菌B240の摂取をスタートした。

乳酸菌B240が実証「陸上ではスタッフも含め、不調を訴えた者はゼロ」

「過度なストレスによる免疫力の低下を防ぐことは、心身のコンディションにもパフォーマンスにも良い影響があります。現代のストレス社会では、アスリートでなくても多くのストレスを抱えていますので私自身も日常的に、食べる物や睡眠などストレスをためこまないように意識しています。

 東南アジアの大会にコーチとして何度か帯同した経験から、ジャカルタでは食事や衛生面などの生活環境の面で細かな配慮の必要性を感じていました。それもあり、今大会の3週間前から乳酸菌B240含有食品を導入。その効果は目に見えて変わることではありませんが、少なくとも体調を崩した選手はいませんでした。他競技ではお腹を壊している人もいると聞きましたが、陸上ではスタッフも含め、不調を訴えた者はゼロです」


アジア競技大会・男子マラソンで32年ぶりに金メダルを
獲得した井上大仁

 風邪やインフルエンザの発症が高まる冬場も、免疫力低下のリスクが高い。陸上では正月の風物詩ともいえる社会人・大学駅伝、そして各地で行われるマラソンといった種目が、シーズンを迎える。

「例えば箱根駅伝に出場するチームは、11月頃から練習量が増える時期に入ります。体力が消耗するため、当然、免疫力が落ちるし、気温の低下とともに、風邪やインフルエンザの流行も始まる。ウィルスをもらっても発症しないよう、大会前から継続的に、抵抗力の低下を防ぐ対策が必須です」

 本番での失敗が許されないのが陸上競技と、麻場氏。

「例えば球技であれば1本パスミスがあっても、取り返す時間があります。しかし、100メートル走で1歩目を間違えれば、全てが崩れ、もう取り返せません。選手とともに本番で100%の力を発揮できるよう、いかに良い状態を作っていけるか。そしてどこまで不安を払拭できるか。これは、今後の強化の上でも非常に大きなテーマです」

 技術もさることながら、心と肉体に繊細に向き合い、ベストコンディションを作り上げていく。コンマ零一秒が勝敗を別つ、研ぎ澄まされた世界がそこにある。

麻場  一徳

公益財団法人日本陸上競技連盟理事・強化委員長。2015年に現職に。
2012年ロンドン五輪では陸上競技日本代表選手団コーチ、
2016年リオ五輪では日本選手団監督を務める。
山梨学院大学スポーツ科学部教授、同大学陸上競技部部長。

日本陸上競技連盟強化委員長を務める麻場一徳氏

こちらは2019.1.18にTHE ANSWERに掲載された内容です