栄養と運動の相関関係

5大栄養素って、なに?

人が生命を維持するために必要な栄養素は、約40~50種類あります。 大きく分けると、「たんぱく質」「脂質」「糖質」「ビタミン」「ミネラル」の5種類。これらは「5大栄養素」と呼ばれています。人のからだは、この「5大栄養素」をバランスよく、しかも必要量を摂ることで、健康を保ち、また十分にその機能を働かせることができるのです。

~たんぱく質~

たんぱく質は、筋肉、臓器、骨、皮膚、血液、ホルモン、酵素、免疫物質などをつくる役割を果たしています。たんぱく質は、約20種類のアミノ酸が結合してできている物質で、このうち9種類は体内で合成することができないため、食物から摂取する必要があります。これを「必須アミノ酸」と呼びます。アミノ酸は体内で常に分解・排泄が繰り返されているため、必須アミノ酸をバランスよく含む良質のたんぱく質を十分に補給することが大切です。

~脂質~

脂質は、エネルギー源となるほか、ホルモンや細胞膜や消化に必要な胆汁酸の原料となったり、細胞の機能を十分に発揮させるのに欠かせない栄養素です。脂質は、たんぱく質や糖質に比べると、1gで9kcalと、約2倍のエネルギーがあります。摂取量が多いことが、肥満のひとつの原因になっています。

~糖質~

糖質は体内に入ると、炭酸ガスと水に分解され、このときにエネルギーを生み出します。このエネルギーが、からだを動かす力になるのです。しかし、余分な糖質は、中性脂肪となって体内に蓄積されてしまいますので、摂りすぎには注意が必要。ご飯が主食の日本人は、とかく糖質が過剰になりがちですので、糖質の摂取量をコントロールすることが大切です。

~ビタミン~

ビタミンはミネラルと同様に、生命活動のさまざまな化学反応を助けるという重要な役割を担っています。また抗酸化作用など、栄養素以外の作用があることもわかってきました。現在、ビタミンとして知られているものは、A、B1、B2、B6、B12、ナイアシン(ニコチン酸)、パントテン酸、葉酸、ビオチン、C、D、E、Kの13種類があります。

~ミネラル~

ミネラルはからだの構成材料として、また、からだの働きを円滑にするのに、欠かせない栄養素です。必要量は少ないのですが、体内では合成できないため、食物から摂取する必要があります。現在、わが国で摂取基準が定められているミネラルは、カルシウム、鉄、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン、亜鉛、クロム、モリブデンなどです。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」