大塚製薬株式会社

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2017年5月11日

フランス健康栄養食品会社 ニュートリション エ サンテ社 グルテンフリーの新工場の操業を開始

  • フランス コンピエンヌにグルテンフリーの新工場を建設し、5月10日に操業開始
  • 欧州ではグルテンフリー食品の市場が拡大。ニュートリション エ サンテ社は2007年よりグルテンフリー食品を展開。高まる消費者ニーズに対応

大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫)の子会社であるニュートリション エ サンテ社(フランス、レベル市、以下N&S社)はフランス コンピエンヌに新工場を建設し、2017年5月10日に竣工式を行い、操業を開始しました。この工場はすべてのラインにおいて小麦粉を原料として使わない完全グルテンフリーの工場です。
N&S社は欧州を中心に世界40カ国以上で製品を展開している健康栄養食品会社であり、2007年よりグルテンフリー食品を展開しています。近年、欧州では健康課題からグルテンを含まないグルテンフリー食品市場が拡大しています。N&S社においてもグルテンフリー食品が伸長しており、このたび生産能力を拡大したグルテンフリーの新工場稼働により、高まる消費者ニーズに応えていきます。

今回の新工場操業についてN&S社CEOのDidier Suberbielle(ディディエ スベルビエール)は次のように述べています。
「このたび当社のグルテンフリー食品製造に特化した新工場の操業を開始することができ、大変喜ばしく思います。ヨーロッパでは人口の約10%がグルテンに対するアレルギーをもつと言われています。
当社は今後もOtsuka-people creating new products for better health worldwideの企業理念のもと、製品の提供を通じて、人々の健康に貢献してまいります。」

  • IRI社 フランススーパー向け健康食品棚の中のグルテンフリー製品市場調べ(2016年)
工場概要
名称
N&S社 コンピエンヌ(Compiegne)工場
住所
ZAC du Bois de Plaisance, 60280 Venette, France
床面積
8,100m2
従業員数
70名
主な製造製品
マドレーヌ、パン、ビスケット等
グルテンフリーとは
グルテンフリー食品は、小麦やシリアルに含まれるグリアジン(グルテンタンパク質)へのアレルギー反応に配慮し、小麦、大麦などではなく大豆や米粉、トウモロコシなどを原料として製造する食品です。

会社概要

南フランスに本社を置く健康栄養食品会社で、欧州を中心に世界40カ国以上で製品を展開しています。Nutrition(栄養)とSanté(健康)を社名とし、健康食品などを中心に28ブランドを展開しており、フランス国内で機能性食品、栄養食品分野の約6割の市場シェアを有しています。ニュートラシューティカルズ関連事業製品の欧州での生産・販売の拠点として、2009年から大塚グループの一員となりました。

  • IRI社 フランススーパー向け栄養食品市場調べ(2016年)