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認知症を孤独な病気にしない。
認知症は、いまや私たちの家族や
大切な人のすぐそばにある、
身近なものとなっています。
私たち大塚製薬は、
認知症に向き合い、様々な視点から
その課題について考え続けています。

そこから見えてきたのは、
記憶が薄れ、関係性が変化していく中で、
本人や家族、支援者が
孤独を感じてしまう現実です。
私たちは、認知症に向き合う中で、
取り巻く課題のひとつが
「孤立」なのではないかという
問いを立てました。
家族や支援者は、
かけがえのない存在です。
認知症とは
どんな病気?
日本では2050年に、65歳以上の認知症とMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)の人の数は合計1,200万人を超え、65歳以上の3.3人に1人が認知症又はMCIの人と試算されています。
私たちのだれもが認知症になる可能性がありますので、認知症について正しい知識をもって備えることが大切です。
病気や怪我など、さまざまな要因によって脳の細胞が損傷を受けて認知機能が低下し、日常生活に支障を来すようになった状態のことを「認知症」と呼びます。

認知機能障害と
BPSD(認知症の行動・心理症状)
認知症で見られる代表的な症状に、認知機能障害と認知症の行動・心理症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)があります。
認知機能障害には、もの忘れ、今の時間やどこにいるかがわからなくなる、判断力の低下、言いたいことがうまく言えなくなったり会話が理解できなくなったりする、物事の段取りや手順がわからなくなるなどの障害が含まれ、認知機能が障害されることによって日常生活に支障が生じます。
BPSDには、幻覚・妄想・不安・抑うつ・徘徊などの症状があり、本人だけでなく、家族や周囲の人の生活の質を著しく低下させる要因となります。ただしBPSDは本人への接し方を変えることや対応の工夫によって改善が期待できる症状です。


もし自分が認知症になったら、
どのように生きていきたいか。
「認知症を孤独な病気にしない」ために、
私たちにできることは何か。
そんな視点から、
一人ひとりの尊厳とつながりを
大切にする社会づくりに、
私たちは取り組んでいきます。
インタビュー
共生社会実現に向けた想いを語る