歳月を経ることを「劣化」と考えずに
「変化」と捉える。
UL・OSは、男性の肌も劣化ではなく
育てる・自分らしく生きることで
自分の「味」になると考えます。
UL・OSは経年変化を
楽しむものと重ね合わせ、
自分らしく年齢を重ねることの楽しさ、
肌を育てていくことの
楽しさをお伝えします。
まるで数十年の時を刻んだヴィンテージピースのようなオーラを湛えながら、使い込むごとに風合いを増すレザーバッグ。「vasco」のクラフトマンである並木健氏の言葉を通じて見えてきたのは、革と肌の共通点。時の経過とともに、より魅力を増していくために必要なこととは──?
ヴィンテージショップのスタッフ/バイヤーを経て、2009年、「ANCHOR MILLS STORE」を立ち上げ、自身のレザーアイテムブランドである「vasco」をスタート。大航海時代の冒険家であるvasco da gamaに由来するブランド名の通り“旅の道具”をコンセプトに、自社で染色加工を施した革を用いながら、ときを経ても輝きを失わず、使い込むほどに味わいを増していくヘビーデューティーなアイテムを創造している。
まずは「旅」をテーマにしたレザーアイテムのブランドを立ち上げたきっかけから教えてください。
10代のとき、バックパッカーになって世界を回るか、それとも働くかと迷った末に「古着屋になれば、仕事をしながら買い付けで海外にいけるじゃないか」と思いついて、19歳のときに古着屋で働きはじめたのが、この道に入ったきっかけです。もともと古いものがもつ風合いが好きで、小さいころから自分でコーヒーで紙を染めて、古びた雰囲気の宝物の地図を作ったり、色褪せた真鍮に惹かれたりする子どもでした。10代のころはアメカジブームの全盛期でしたが、僕は古いもの全般が好きだったので、自然と古着に惹かれていったように思います。
なるほど。服好きが高じてではなく、古いものの雰囲気全般が好きだった、と。
その店ではヴィンテージのレザーバッグや靴、ベルトなども扱っていたのですが、風合いはカッコいいけれどオイルが乾き切って硬くなっていたり、普段使いするには重過ぎたりというものばかりで、とくにカバンは状態の酷いものが多かった。そういったデメリットを取り除きながらも、ヴィンテージらしい風合いを備えたバッグを作れないかと思って立ち上げたのが「vasco」です。うちのブランドでは、自社で加脂や染色加工を施した革を使っているのですが、振り返ってみると、当時からヴィンテージのバッグの色が気に入らないから染め替えたりしていましたね。
「カバンを作ろう」と思い立っても、そうやすやすと作れないのでは?
最初は職人がひとりで営んでいる工場に製造をしてもらっていたのですが、個人でやっているので仕事が立て込むと納期が遅れるじゃないですか。さいわい工場には大きな作業スペースがあったので、僕もそこで製造を手伝いながら機械の使い方や設計の仕方を現場で学んでいって、数年後に自社工場を立ち上げました。そのころにいろいろなブランドの製品作りに携われたのは大きかったと思います。職人って、自分が見つけた正解“以外”を知らなかったりするものですが、いろいろなものを作り、触れることでたくさんの正解を知ることができますから。自社で生産体制を整えたのも同じ理由で、僕が「こういうふうにやれば作れるんじゃないか」と提案しても、他社の工場の職人はなかなか首を縦に振ってくれなかったりするので、それなら自分たちで作ろうと思ったのが理由です。
「vasco」のアイテムは新品のときから経年変化しているかのような風合いが特徴ですが、革という素材の魅力はなんでしょう?
革は一枚ずつ微妙に風合いも違うし、場所によっても性質が異なります。だから革のどの部分をどう使うかが職人の腕の見せ所でもあるし、オートメーション化できない部分でもあります。革も表面にラッカーやカゼインなどで化粧をして表面を塗り固めてしまうとオイルや染料を弾くようになってしまうし、経年変化もしなくなってしまう。僕の場合は、そういった加工をしていない、ヌメ革などの素上げに近い革を手に入れて、より風合いが出るように手染めを施すのが好みですね。
「vasco」のバッグはトラ(牛の首筋部分に現れる直線状のシワ)の入った部分をあえて目立つフラップ部分に使用したり、革の素材感を活かすようなものづくりをしている印象があります。
その通りです。トラも革の表面にラッカーなどでお化粧をしてしまえば隠すことはできますが、そうしてしまうと革本来の魅力が薄れてしまうように思います。化粧をしていない素上げの革は、太陽に当たれば日焼けするし、オイルを入れれば吸い込むし、まわりの湿度に応じて呼吸をする。すでに生命活動を止めているものではありますが、まるで生きているかのように振る舞う革が好みです。経年変化を求めないならナイロン素材のバッグでもいいですし、プロダクトとして考えれば、軽くて均一な性質の素材のほうが売りやすい。だけど、僕個人はそこにあまりロマンを感じないんです。
「vasco」のバッグは、某テレビ局の人気ドラマで使用されたことでも話題となりました。
「LEATHER NELSON 2WAY BAG」というアイテムになります。じつはあまり売れてなかったので販売をやめようと思っていたのですが、ドラマの影響で一気に大人気になりました(笑)。劇中で使用していたのはスタッフがしばらく使って味出しをしたものだったんですが、それからさらに使ったので、さらにいい感じで経年変化しています。
レザーをいい風合いに経年変化させるための並木さんなりのコツは?
オイルは定期的に補給するようにしていますが、「傷つけないようにしよう」や「雨に当たらないように気をつけよう」というように大事に扱うのではなく、あくまで道具としてラフに扱って欲しいと思っています。そうやって傷やシワが付いたとしても、そのカバンが通ってきた旅路の証拠のようなものですから、個性のひとつとして愛でてもらえると嬉しいですね。
オイルを補給するのはなぜでしょう?
古着屋勤めで古いカバンを扱っていたときにも感じていたのですが、素材のなかに水分なり油分なりが適切に含まれていないと、柔軟性が失われたり経年変化しなくなったりする。革が動きを止めてしまうことで最終的には風化してボロボロになってしまうんですね。これは余談ですが、僕は別事業でスポーツ選手向けにジムと練習場と治療院を経営していて、今、人間の身体についての勉強をしているところですが、革はもちろん人体にとっても水分や油分のコントロールは重要だなと感じるようになりました。
「UL・OS」では美しく装うための「化粧品」ではなく、健やかさを保つための「健粧品」という位置付けで製品を開発しています。まさに並木さんの革との付き合い方と共通点があるように思います。
そうかもしれませんね。革と肌のお手入れといえば、「vasco」で開発したレザーメンテナンス用のオイルは人体に使っても安全な成分のみを採用しています。なぜかというと、女性はお肌のお手入れには熱心だけど革製品の手入れには興味がなかったりするし、男性の場合はその逆で、靴やバッグは熱心に磨くのに自分の肌には無頓着だったりするから(笑)。本来はどちらも適切にケアして味わいが増していくべきものですから「バッグの手入れをしたら手のカサつきもなくなって調子がいい」といった感じで、両者の敷居を跨ぐような製品があればいいなと思って開発しました。
たしかに革と肌のお手入れに関して、そういう側面がありますね。
僕が革製品を手入れするのは、新品のようにきれいな状態を保ち続けるためではなく、革という素材の強度をなるべく長持ちさせるためです。だから、傷がついてもシワや雨染みができても、それは“味わい”だと思っていますし「vasco」の製品も適度にオイルを入れて保革しながらどんどんハードに使って欲しい。自分の肌についても同じで、若々しい美しさを目指すよりも、健やかで味が出た状態になれると嬉しいですね。
革の染色や加工から自分たちでおこなうなど、「vasco」の製品は手の込んだもの作りが特徴です。こだわったプロダクトを作り続けているモチベーションはどこから湧いてくるのでしょう?
もともと「vasco」のテーマを“旅の道具”にしたのは、旅を続けていくとどんどん荷物が削ぎ落とされて必要最小限になっていくものですが、人生を旅と捉えたとき、最後まで残ってくれるバッグであって欲しいという思いからでした。そのためには頑丈でなくてはならないし、飽きることなく愛せる必要があります。その点、強度がありながら経年変化によって表情を変えていく革という素材は理想的です。
ちなみに、今後はどんなふうに年齢を重ねたいと思っていますか?
ブランドを立ち上げて16年が経ってやりたいことに挑戦できるようになってきたので、あとはいろいろなことに挑戦できるように健康的に年齢を重ねていけると嬉しいですね。これまで海外出張の際はボストンバッグとパスポートケースに財布と、自分で作ったレザーアイテムで旅をしてきましたが、トランクだけは自分のところで作っていないので他社のブランドでした。やっと経営的にも売れ行きだけを気にしなくてよい余裕ができたこともあってちょうどトランクを作ろうとしているのですが、それが完成したら自分で作った製品だけで旅をすることができます。展示会などで海外にいく機会も増えてきたので、10代の頃に思い描いた旅と仕事を両立する暮らしも実践できているし、あとは道具もぜんぶ自分で作ったもので旅ができれば最高ですね。
「革でしか感じられないロマンがあるんです」
これまで肌の手入れなどはまったくしてきませんでした。レザー製品もぞんざいに扱うタイプですが、むしろ革よりも雑だったかも……(笑)。シャンプーやボディソープ、洗顔料などはきちんと汚れを落とすけれどつっぱり感やヒリヒリ感のないものを選びたい。洗い上がりもスッキリしたいですね。かといって汚れやあぶらを落とし過ぎるのではなく、肌の内側に水分や油分がキチンと含まれていて身体の奥から柔らかくなるような感じがベスト。スキンケアに関しては普段から使っているわけではないので、どういう感覚が正しいのかレビューできませんが、そもそも洗い上がりの時点で素上げの革のようなさっぱりとした感覚なので染めやすいかも!?(笑)。この肌の状態でケア用品を塗るとよくなじみそうでしたね。
※依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています。
大塚製薬は肌(皮膚)を重要な器官と考えています。肌(皮膚)は体重の約16%を占める大きな器官だと⾔われています。だからこそ、肌を「健やかに生きるための重要な器官」と考え、研究開発を重ね、ウル・オスを生み出しました。ウル・オスの製品開発の根底にあるのは、「健康的な肌こそが美しい肌」という考え。製薬会社として培った知見とノウハウを詰め込み、男性が抱える肌の悩みと徹底的に向き合うことで、「化ける・装う」ではない生き方を提案しています。
「LEATHER POSTMAN SHOULDER BAG-LARGE(PLANE)」
(カラー:CAMEL)と「UL・OS(スキンローション/
薬用スカルプシャンプー/薬用スキンウォッシュ)」の
豪華セット
1900年代初頭から1960年代にかけて、米国のポストマン(郵便配達員)用に製造されていたメールバッグをベースにしたレザーショルダーバッグ。ライナーには頑丈なキャンバス地を使用。
(カラー:CAMEL サイズ:W38cm×H30cm×D13cm)
2025年6月25日(水)10:00〜
2025年7月15日(火)17:00
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※2025年7月下旬ごろより随時発送を予定しています。
※都合により賞品の発送が前後する場合もございますので、予めご了承ください。
2009年にデビューしたレザーアイテムブランド。大航海時代の冒険家vasco da gamaに由来するブランド名の通り「旅の道具」をコンセプトに、自社で染色加工を施した革を用いながら時を経ても輝きを失わない、ヘビーデューティーなアイテムを創造している。
UL・OS × vasco プレゼントキャンペーン! 事務局
お問い合わせ電話番号:0120-101-668
受付時間:10:00~17:00
(土・日・祝日を除く)
お問い合わせ期間:
2025年6月25日(水)〜2025年8月5日(火)
※お問い合わせへのご返答にお時間を頂戴する場合もございます。予めご了承ください。