ランニングサポーター久保のランニングスクール

隠れ貧血には御用心!

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2021.09.13 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近走りたいけどやる気がでない。すぐに疲れてしまうし、息も上がってしまう。前は楽に走れていたペースですら困難なペースになってしまっている。そんなことをお悩みのランナーはいませんか?

これらはよくあることで、モチベーションが問題ではないことも沢山あります。もしかしたら「貧血」かも?そんな可能性だってあるかもしれません。私も現役のときにはよく「貧血」に泣かされました。よい走りが全くできなくなって、冒頭に述べたようにやる気がでなくなります。そして疲れやすく、ちょっとしたペースでもすぐに息が上がってしまうのでとても辛いです。それはまるで高地トレーニングをしているかのよう。

自分が貧血なのかどうかは健康診断などで行う血液検査の結果ですぐにわかります。しかし注意しなけばならない点も。それは隠れ貧血です。多くの場合、貧血の指標となる項目「ヘモグロビン」の数値が一般の基準値内にあると貧血ではないと判断されます。しかし、ヘモグロビンが基準値内であっても、フェリチン(貯蔵鉄)や血清鉄の数値が極端に少ないと貧血の恐れがあります。フェリチンの値が低いのは、いわゆる鉄を貯蔵するタンクが空っからの状態。また、血液中の鉄である血清鉄が不足しても貧血の傾向が強くなります。これらの数値は一般の検査では記載されないものの、結果項目に追加してもらうことも可能です。そのため、ヘモグロビン以外にもフェリチンや血清鉄といった値が正常であるかをチェックすることが貧血の予防に繋がります。

また、血液の状態が悪いと怪我をしやすくなります。これらは一般的な見方ではなくスポーツ貧血としての見方をしなければならないので、もし近くにスポーツ貧血に詳しいドクターがいるのなら定期的に診てもらうことをお勧めします。なぜなら貧血から完全に回復するには3ヶ月程度を要すからです。レース直前になって貧血と分かってからでは遅いのです。私の身の回りではこれまで調子の悪かったランナーが貧血を克服し活き活きと走っている姿があります。せっかく走るのなら身体も血液もいい状態で。やる気もでて疲れにくく、呼吸も楽で快適に。そんな走り方が断然よくありませんか?

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