ランニングサポーター久保のランニングスクール

聞きなれないオブラという値

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2022.02.28 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。

最近少しずつ練習ができ出したとはいえ、頻度的にはまだまだな私です。

★市民ランナーとしての自分の理想

週2回ほど質を追ったポイント練習ができて、その前後に2時間または20kmくらいの長めのジョギングを組み込むことができれば御の字!

しかしながら現状は週に1回のポイント練習、たまに2回できることもありますが、これでは段階を追って強度を上げていくことができません。ジョギングも長めのものではなく、週2回10kmほどにとどまっています。そのため今は走力と体力の維持といったところでしょうか。

そうなると週1回のポイント練習で何をするかが重要になってきます。無理をし過ぎたら極端な疲れを招きますし怪我をする可能性も高い。それでもある程度の負荷を身体にかけないと体力はすぐに落ちてしまう。

そこで現役のときから最重要視していた練習を定期的に取り入れています。

★それが「オブラ(OBLA:Onset of Blood Lactate Accumulation)」!

オブラとは、血中乳酸濃度が 4mmol/L になった点のことをさします。
よくLT(Lactate Threshold)値という言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、LT値は血中乳酸濃度が急上昇しはじめるポイントのことです。乳酸性作業閾値ともいいます。LT値が人や状況によって違いがでるのに対して、オブラは血中乳酸濃度を 4mmol/L で定義するものとなります。基本的にオブラのベースはLT値ペースよりも激しい運動となり、大まかにいうと倍程度の強度の運動となります。ですから結構キツい。

現役のときは10kmを走るペースとハーフマラソンを走るペースの間くらいで、2kmや3kmのインターバル走を総トータル10km〜15kmくらいの距離になるような感じで行っていました。距離が長いだけにキツいけれど、集中すれば最後までフォームを保ったままやり切れるといった感じです。

今では心拍数も参考にしながら走っていますが、最大心拍数の90%くらいのところで走り続けるのがオブラの感覚に近いと感じています。週1回しかポイント練習ができないと身体の感覚や体力も変わってきますから、理想のタイムを追い過ぎるのではなくて現状に似合ったペースを探るためにも心拍数にも気をつけているわけです。

これらはひとつのやり方でしかありませんが、実際にこれまで行ってきた私としては今でも欠かせない練習であることは確かです。

※ ポイント練習:インターバル走など、心肺機能・筋力の向上を目的にした負荷の高い練習のこと

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