ランニングサポーター久保のランニングスクール

変えられないものと変えられるもの

PREV

NEXT

2022.05.09 掲載
久保健二さん

ランニングサポーター 久保健二さん

  • ランニングが大好きで毎日のように走る傍ら、クラブチームのコーチも務め、
    数多くの一般ランナーの指導をおこなっている
  • ラン歴21年
  • 実業団陸上部に11年間在籍

こんにちは、ランニングサポーターの久保です。
私は指導者となって10数年が経ちます。頑張っているランナーや何かにチャレンジしようとするランナーを目の前にすると、少しでもよい結果を出させてあげたい、今よりわずかでもレベルアップさせてあげたい、どんなことでもその人の力になってあげたいと思ってしまいます。また、やる気を出させて、自信をつけてもらうにはどうしたらよいのかを常に考えてしまいます。
そのように試行錯誤しながら指導を行い、上手くいったときはとてつもない喜びがあります。しかし、求める結果が出なかったときやこちらの思いが上手く実を結ばなかったときは、落胆したり申し訳ない気持ちに苛まれることが多々あります。
ある本を読んでいたときのこと。衝撃的な一文が私の心を直撃しました。
それは「他者を変えたいと思うのはあなたの自由ですが、実際にあなたが他者を変えることはできない。」といった内容でした。
そのときすぐに頭に浮かんだのは、子育てのことです。
私にはまだ幼い二人の子どもがいます。この子のためだと思ってしつけをし、水泳教室やピアノ教室など様々なことをやらせたりしています。しかし親の思うようには全くいかず、言うことは聞かないし、これくらいなら出来ると思ったこともなかなか出来ません。人の迷惑を考えず大声を出して騒ぐ、出かける準備を時間通りにできない、などこちらの思いが通じず、イライラして声を荒げて怒ったりしたこともあります。
しかし、本を読み進めていくうちに、私は自分が理想とする子どもに変えようとしていたのではないかと気づきました。私が子どもを変えることなんて出来ないのだと改めて思った瞬間でもありました。
本は、そんな私に次のようにアドバイスしてくれました。
変えられないものにアプローチするのではなく、変えられるものにアプローチすることが大事だと。変えられるものとは今現在の自分でしかないのだと。
私は自分の未熟さを痛感しました。まず自分の在り方や考え方から変えなければ。それができたら周りにも自ずと大きな変化が生まれるのではないか、と思えるようになりました。
それ以来、子どもに対する接し方が変わってきたように思います。そして子どものほうにも、それに応えるように良い変化が見られるようになりました。
ランナーに対する指導でも同じことが言えます。
上手くいかないとき、他者は変えられないけれど、自分の在り方や考え方を変えることはできる。そうすると前向きな生産性のある次の取り組みへと繋がっていくのではないかと感じています。

もっと動ける体を目指すあなたに役立つコンテンツ

  • アミノバリュー製品情報(footer)

    アミノバリュー製品情報

    製品ラインナップ、摂取のポイント、開発秘話、開発者インタビューなどアミノバリューに関する様々な情報をご紹介します。

    アミノバリュー製品情報

  • 必須アミノ酸BCAA基礎知識(footer)

    必須アミノ酸BCAA基礎知識

    走るカラダに大切な必須アミノ酸BCAAについて分かりやすく解説します。

    必須アミノ酸BCAA基礎知識

  • ランニング講座(footer)

    ランニング講座

    トレーニング方法、食事を含めたコンディショニング、指導者からのアドバイスなど、ランナーのための様々な情報をご紹介します。

    ランニング講座

Amino-Value アミノバリュー